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「蒼穹の昴」シリーズ
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年 | 物語と中国の出来事 | 日本の出来事 |
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1936年 | 蔣介石、西安で拉致監禁される 張学良、軍事裁判の被告となる |
二・二六事件 |
日中戦争前夜の1936年。
同年に両国で起きた二・二六事件と西安事件の謎を解く、興奮の軍事法廷ミステリー!
ニューヨーク・タイムズのジェームス・ターナーは、国共内戦に揺れる中国情勢を取材するため、上海を訪れた。だが、最前線である西安は情報も人流も封鎖されており、取材は思うにまかせない。ターナーは現地で出会った日本の記者たちと連携して取材を進めようとするが、そこに蔣介石を張学良が拉致監禁したというクーデターの知らせが届く。日本では鎮圧された二・二六事件の首謀者の一人と見なされた死刑囚が、不可解な蹶起の本当の目的を語っており、思わぬかたちで決着した西安事件では、南京で行われた軍事法廷で、自分こそが首謀者だと名乗りをあげる者が現れる。謎多き2つの事件の接点はどこに。ターナーは東洋の神秘のごとき真相に迫る。