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「蒼穹の昴」シリーズ
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年 | 物語と中国の出来事 | 日本の出来事 |
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1929年 | 溥儀、天津市内で転居 | |
1930年 | 昭和恐慌 | |
1931年 | 満洲事変 | |
1932年 | 溥儀、長春へ移り満洲国執政に就任 国際連盟調査団、満洲国へ |
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1933年 | 張学良、欧州へ | 国際連盟脱退 |
1934年 | 張学良、帰国 溥儀、満州国皇帝に即位 |
さまよう溥儀。
紫禁城を追われた最後の皇帝(ラストエンペラー)は、日本の庇護下に。
混沌の中国で天命を、龍玉を抱く者は誰か。
張作霖爆殺から五年。満洲国を建国した日本に故郷を奪われ、張学良は大東北軍をも手離してイタリアへと向かった。大清の最後の皇帝(ラストエンペラー)となった溥儀は紫禁城を追われ、日本の庇護のもと天津租界へ。その激動のさなかに史上はじめて皇帝と離婚をした側妃がいた。国民的ベストセラー「蒼穹の昴」シリーズ第五部開幕!
あらがう馬占山。
満洲事変勃発。たった一人の戦いが始まった。
日本、満洲国を建国。
張作霖の馬賊たちが選んだそれぞれの道は。
満洲に新国家を建設しようとする日本。溥儀はふたたび皇帝となる日を夢見て天津を脱出する。東北では日本軍を相手に、ただ一人、馬占山が抗戦を続けていた。帰順を促されても応じない馬占山の前に現れたのは、かつて張作霖のもとで共に戦った張景恵だった。天命を、龍玉を抱く者は誰なのか。緊迫の第二巻。
張学良の帰還
満洲国建国。祖国を失った将軍の決意とは。
夢を抱いた日本人が満洲へと海を渡り始め――。
政争に敗れ欧州に渡った張学良。亡命なのか帰国するのか、世界が注目する中、馬占山が、吉田茂が張学良の前に現れる。一方、満洲国の執政として、皇帝に即位する日を待ち望む溥儀と婉容の心のよりどころは、「魔法使い」甘粕正彦と、清朝の老臣、梁文秀だった。龍玉なき満洲の地で、夢を摑む者は誰なのか。
ふたたび玉座へ
ラストエンペラー・溥儀は満洲国皇帝に。
日中史の最大の転換点を描き切る、奇蹟の小説!
日本軍による張作霖爆殺で、自らの足を失った吉永将は、関東軍への強い不信を募らせていた。満洲国建国の真の目的とは何なのか。新京では人々のあらゆる思惑を呑み込み、溥儀の皇帝即位の大礼の準備が進んでいた。その裏に隠された悲劇。その時、春児は。歴史ロマン「蒼穹の昴」シリーズ第五部、堂々完結。