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「蒼穹の昴」シリーズ:第五部 天子蒙塵

「蒼穹の昴」シリーズ 第五部 天子蒙塵

そして紫禁城から皇帝が消えた。
ついに紫禁城を追われた最後の皇帝。
復辟か亡命か。側妃・文繡は「自由」を選んだ。
 朝日新聞特派員の北村修治(きたむら しゅうじ)は、清朝最後の皇帝であった宣統帝溥儀と離婚した、もと皇妃の所在を偶然知った。特ダネをものにしようと、「万朝報」の北京特派員として三十年以上、北京を見続けてきた岡圭之介(おか けいのすけ)を頼る。
 岡は北村には思いも寄らないつてを使って、かつての淑妃(シユーフエイ)、いまは北京で教師をしている文繡(ウェンシウ)への取材を実現させる。
 取材に対し口を開き始めた文繡が語ったのは、三百年つづいた王朝の最後に取り残された溥儀の家族が、いかにして紫禁城、そして北京を追われたかという壮絶な物語だった。溥儀と文繡、正室の婉容(ワンロン)。時代の渦に呑み込まれた三人の「家族」の悲劇。

おもな舞台

  • 北京
  • 天津

主要人物紹介

張学良チャン シュエリヤン
満洲事変で国を追われた満洲政権の長。
蔣介石ジヤン ジエシイ
国民政府主席。
宣統帝溥儀プーイー
第十二代皇帝。
婉容ワンロン
溥儀の正室。
文繡ウェンシウ
溥儀の側室。
岡圭之介おか けいのすけ
かつての万朝報記者。
北村修司きたむら しゅうじ
朝日新聞特派員。

時代背景

物語と中国の出来事 日本の出来事
1932年 溥儀、長春へ移り満洲国執政に就任
国際連盟調査団、満洲国へ
1933年 張学良、欧州へ 国際連盟脱退
1934年 張学良、帰国
1935年 溥儀、日本訪問
1936年 西安事件

人物相関図

人物相関図

人物相関図

書籍詳細

天子蒙塵 第一巻【単行本】

一九二四年、クーデターにより紫禁城を追われた溥儀(プーイー)とその家族。生家に逃げ込むもさらなる危険が迫り、皇帝は極秘に脱出する。
「宣統陛下におかせられましては、喫緊のご事情により東巷民交の日本大使館に避難あそばされました」
ラストエンペラーの立場を利用しようとさまざまな思惑が渦巻くなか、日本の庇護下におかれ北京から天津へ。梁文秀(リァンウェンシウ)と春児(チュンル)はそれぞれに溥儀らを助けるが──。

王朝再興を夢見る溥儀。
イギリス亡命を望む正妃・婉容(ワンロン)。
そして側妃・文繡(ウェンシウ)は「自由」を選んだ。
史上初めて中華皇帝と離婚した文繡。その裏にはいかなるドラマがあったのか──。
累計五百万部突破の国民的大ベストセラー「蒼穹の昴」シリーズ第五部スタート。

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天子蒙塵 第一巻

天子蒙塵 第二巻【単行本】(以下続刊)

張作霖爆殺事件から3年、息子・張学良は無抵抗将軍となり、清朝最後の皇帝・溥儀は玉座を追われたなか、満洲の野に放たれた猛獣と化した関東軍に一人反抗を続ける男・馬占山。
馬は同じ張作霖側近であった張景恵の説得を受け一度は日本に従うが──。
一方、満洲国建国を急ぐ日本と大陸の動静に目を光らせる国際連盟の狭間で、溥儀は深い孤独に沈み込んでいた。
ついに日本の軍部もその存在を知るところとなった天命の具体「龍玉」は今、誰の手に──。
『蒼穹の昴』シリーズ第五部、第二巻は日中の思惑が激突する満洲を舞台に、義と信に生きる男たちがしのぎを削る。

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天子蒙塵 第二巻