ミステリを読みふけっていたら、あることに気が付いた
──池井戸さんは、十代のころから作家になる夢をもっていたのですか。
子供のころ、図書館にある国内外のミステリ小説を読みあさっているうちに、いつか自分で書いてみたいと思うようになりました。当時は塾にも行かず、勉強もそこそこに、ひたすら好きな本を読んで過ごしていましたね。中でもお気に入りだったのが、江戸川乱歩賞の受賞作。毎年、必ず受賞作を買っていましたよ。それらの読書体験は、偏差値のアップには寄与しなかったけれども(笑)、今の仕事においては非常に役立っています。
――たくさんのミステリ作品に親しんだことで、小説を書く上での基礎力がついたということでしょうか。
ミステリはエンターテインメント小説のひとつのジャンルですが、エンタメ作品には、だいたい「型」があります。たくさんの本や映画を楽しんでいると、いくつかのパターンが見えてきます。たとえばアメリカの青春映画だと、まず、少年少女が避暑地で出逢う。夏が終わり、主人公が新学期の学校に行くと、いきなりあの時の少女が転校してくる──(笑)。
――そこで、ひとつ事件が起きる……!
少年には、避暑地で見せたのとは別の顔があるんですね。二人の関係はぎくしゃくし、さらにより大きな事件が起きて、いったん決裂。しかし、最後に問題が解決して、結ばれる……
[2014.5.1]
第二回「ルーズヴェルト・ゲーム」試写会に、細川社長と野球部のみなさんが駆けつけてくださいました!
4月27日のテレビ初回放映の前々日、急きょ、TBSさん本社で第二回目の試写会が開かれました。
試写会の上映前にサプライズゲストとして唐沢寿明さんが登場すると、会場から(女性限定試写会でした)、「キャ~~ッ!」と歓声が!
さらに上映後には、野球部員役の若手俳優さんが登場し、会場は大盛り上がり。
ストライプのユニフォームを着た青島製作所のメンバーに、ライバルであるイツワ電器の選手たちも混じります。
お客さん全員が、野球部員のみなさんとハイタッチし、大興奮のうちにイベントは終了!
しっかり記念写真もいただいてまいりました(左写真)。
写真中央には、『ルーズヴェルト・ゲーム』原作者の池井戸潤さんと、細川社長役の唐沢さんが。
お二人を囲むように、野球部員の方々が白い歯を見せながら爽やかにガッツポーズ!
次に読みたい講談社文庫の池井戸潤作品
ドラマ原作『不祥事』『銀行総務特命』『ルーズヴェルト・ゲーム』のほかにも、講談社文庫にはたくさんの池井戸潤作品がそろっています!
以下、書影の“帯”をご参考に、次のお気に入り作品を見つけてください。