ROOSEVELT GAME

ドラマ紹介

ROOSEVELT GAME 4月27日スタート日曜よる9時

TBS系 毎週日曜よる9時 ROOSEVELT GAME

出演:唐沢寿明、檀れい、石丸幹二、立川談春、江口洋介、山崎努
プロデューサー:伊與田英徳
演出:福澤克雄ほか
脚本:八津弘幸

テレビ局宣伝担当者のコメント

 TBS日曜劇場の信条は、"休日の締めくくりに視聴者の皆様が月曜から始まる1週間を元気に過ごす活力が沸くような作品づくり" です。主演の唐沢寿明さんを中心に、多種多様な芸達者な役者陣が、視聴者の皆様をスカッとさせる痛快なドラマを展開します。
(TBS編成局宣伝部・田中瑞穂氏)

日本テレビ系ドラマ「ルーズヴェルト・ゲーム」/原作本紹介

ルーズヴェルト・ゲーム

取られたら、  取り返す。逆転のドラマ -その溜息を、歓声に変えろ!-

原作『ルーズヴェルト・ゲーム』

 折からの不況と、ライバル会社の営業攻勢に押され、苦境に立つ中堅電子部品メーカー青島製作所。技術力は業界で一目置かれるが、どこか開発にスピード感が欠けるのも否めない。その野球部は、かつて名門と謳われていたものの、今やエースも監督も引き抜かれ、打線はガタガタで試合に出れば負けばかり。一方、会社はついに社員のリストラを敢行、契約更新ができない派遣社員も出始める。野球部の存続はいよいよ難しくなってきた。廃部にすれば、コストは浮くが……。社長が、選手が、監督が、技術者が、それぞれの人生とプライドを賭けて挑む、奇跡の大逆転とは!?

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  • 本の内容紹介

観る前に、読みたい!『ルーズヴェルト・ゲーム』編/大矢博子氏(書評家)

 池井戸潤が野球小説?!
 銀行小説や企業小説の人じゃないの? ネジ作って倍返しして土下座とかさせちゃう話じゃないの? 野球なの?

 ──と思ったあなた、大丈夫です。これはちゃんと池井戸潤です。ものづくりもするし倍返しもするし、土下座……はしないけど代わりにスライディングするから。
 今は弱小となったかつての名門野球チーム、青島製作所野球部。新監督が懸命にチームを立て直し、ようやく選手も前向きになったそのとき、親会社は不況に立ち向かうため、聖域なきリストラを決めた。そのターゲットになったのが野球部という次第。

 降って湧いた野球部存続の危機に戸惑う部員たち。野球部擁護の社員たちは、存続をかけて駆け回る。でも危機なのは野球部だけじゃない。このままじゃライバル会社に合併されちゃうという会社の危機でもあるわけで。野球部と会社に起死回生の一発は出るのか?
 ここには三種類の戦いがあります。ひとつは野球の試合。もうひとつは野球部存続をかけた社内反対派との戦い。そして最後は、会社が危機を脱するかどうかの戦い。

 この三つの戦いが、どれも逆転につぐ逆転だから面白い。そもそもルーズヴェルト・ゲームとは「点をとられたらとりかえし、8対7で決着する試合」のこと。アメリカのルーズヴェルト大統領の発言からこの名がつきました。本書の三つの戦いはどれもまさに「とられたらとりかえす、倍返しだ!」の繰り返し。最高のルーズヴェルト・ゲームなんです。
 野球はもちろん、企業が危機を脱するための方策、努力、技術も読みどころ。陰謀に立ち向かい、知恵を巡らす。人の力を信じる。そんな描写はこれぞ池井戸潤。直木賞受賞作『下町ロケット』で魅せてくれた「現場の力」がここでも輝きます。

 特に注目は決着のつけ方! 企業は倒産・野球部は廃部では救いがないし、かといってすべてうまくいくというのも出来過ぎ感はイナメナイ。そこを本書では「こう来たか!」と唸りたくなるような結末が用意されています。
 企業スポーツは何のためにあるのか、会社は誰のために存在するのか。時には自分の好きなスポーツチームやアスリートを思いながら、また時には自分の仕事について考えながら、この素晴らしき物語を味わって下さい。手に汗握る展開と最高に爽快な結末に、きっとご満足いただけるはず!

人物相関図
人物相関図

「ルーズヴェルト・ゲーム」という言葉は、どこで生まれたの?

一番おもしろいゲームスコアは、8対7だ」──
ルーズヴェルト・ゲーム」の由来となったこのフレーズを残したのは、アメリカのルーズヴェルト大統領と言われている。しかし、「ルーズヴェルト」という名の大統領は二人いたはずだ。フランクリンとその従兄のセオドアである。いったい、どちらがどんな場面で使った言葉なのだろうか。
「野球を愛した第32代大統領フランクリン・ルーズヴェルトのフレーズです。一九三七年一月、彼がNYタイムズの記者に宛てた手紙の末尾に、この言葉がありました。フランクリンは、野球記者協会より招待されたディナーに欠席したことを詫びるため、この手紙を書いたようです。長らくどちら大統領の言葉か判明しなかったのですが、IN★POCKET誌の取材に答えるため、改めて調べてみたところ、上記の事実が分かったんです」。"日本で最もメジャーリーグに詳しい病理医"である向井万起男氏はこう語ってくれた。

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