三姉妹探偵団
赤川 次郎
514
個性豊かな姉妹が大活躍!
佐々本家の美人三姉妹を突如襲った火事騒動。辛うじて逃げ出したものの自宅は丸焼け、しかも焼跡から若い女の全裸死体が出てきて、姉妹は呆然!? 魅力的な三姉妹が活躍するユーモア・ミステリーの決定版。
浜村渚の計算ノート
青柳 碧人
600
警視庁の最終兵器は、天才数学少女!
天才数学者・高木源一郎によるテロ活動。彼の作った教育ソフトで学んだほとんどの日本人は予備催眠を受けており命令次第で殺人者にもなりうるのだ。対抗する警視庁の最終兵器は一人の天才女子中学生だった!
シューマンの指
奥泉 光
648
天才美少年ピアニストの謎
音大受験の浪人が決まった春休みの夜、私が後輩の天才ピアニスト永嶺修人が演奏するシューマンの曲を耳にした直後、女子高生が殺された。その後、指を切断したはずの修人がピアノを弾いていたという噂が……。
銃とチョコレート
乙一
590
切なさの魔術師、乙一の快心ミステリ
大悪党ゴディバと、国民的ヒーローの名探偵ロイズ対決は世間注目の的。健気で一途な少年リンツが偶然手に入れた地図は事件解決の鍵か!? 王道の探偵小説の痛快さと、意外性の面白さを兼ねる傑作!
野球の国のアリス
北村 薫
590
現代のアリスが語る、不思議な不思議な物語
アリスは新聞記者の宇佐木のあとを追い、時計屋の鏡の中に入ってしまった。彼女は、負け進んだチーム同士が戦う奇妙な大会で投げることになる。彼女が語ってくれた、普通ではない、でも宝物のような出来事――。
アルキメデスは手を汚さない
小峰 元
590
若者の反抗と友情を描く青春推理
中絶手術が原因で女子高生が死亡、弁当毒混入事件や会社員失踪・殺害もあり、不審な事件があいつぐ。´70年代の学園を舞台に、若者の友情と反抗を描いた青春ミステリー待望の復刊。第19回江戸川乱歩賞受賞作。
薔薇を拒む
近藤 史恵
590
美しい少女との目眩く日々。
歪んだ愛の代償は?
施設で育った博人は進学の援助を得るため、同い年の樋野と山奥の洋館で働くことに。洋館に関わる人物の死体が発見され、今まで隠されていた洋館の住人たちの秘密が明るみに出た時、さらなる悲劇が起こる――。
透明人間の納屋
島田 荘司
524
透明人間は存在する?
孤独な少年・ヨウイチは、心優しき隣人が殺人犯ではないかと疑い、煩悶する。男は常々「透明人間は存在する」と囁いていたからだ。26年後、ヨウイチのもとに手紙が届く。そこには驚愕の真実が記されていた!
子どもの王様
殊能 将之
550
『ハサミ男』の殊能将之が遺した傑作
団地に住むショウタと親友トモヤ。部屋に籠もって本ばかり読んでいるトモヤの奇妙なつくり話が、ショウタの目の前で現実のものとなる。親友を守るために、ショウタがとった行動とは? つくり話の真相とは?
李歐(りおう)
髙村 薫
770
美貌の殺し屋、その名は李歐
アジアを駆け抜けるテロリストの李歐と宿命の出会いをえた阪大生の一彰。満開の桜の大樹の下、広大なる中国大陸へと夢を馳せる二人の美しくも壮大な青春の物語。男たちの友情と裏切りを華麗に描く長編傑作。
少女不十分
西尾 維新
660
少女はあくまで、ひとりの少女に
過ぎなかった……
悪いがこの本に粗筋なんてない。これは小説ではないからだ。だから起承転結やサプライズ、気の利いた落ちを求められても、きっとその期待には応えられない。これは昔の話であり、過去の話であり、終わった話だ。
新装版鍵
乃南 アサ
680
ほんの一歩、踏み出せば、
疑われずに済んだのに
両親を相次いで喪った三人きょうだいの末っ子で高校生の麻里子は、いつの間にか端が切れた鞄の隙間に挟まれていた鍵に気付く。しかし最近よそよそしい兄には相談できず、自分で持ち主を探そうとするが……。
そして五人がいなくなる
はやみねかおる
533
誰もが幸せになれる解決法とは?
遊園地で衆人環視のなか、伯爵を名乗る謎の人物が、天才児4人を次々と消し、自分も消えた。自称名探偵の夢水清志郎は、三つ子の岩崎姉妹の困惑をよそに、突然謎解きをやめる。年少読者に大人気のミステリー。
卒業
東野 圭吾
590
茶道の作法の中に秘められた
殺人ゲームの真相
ある日、大学4年生祥子が自室で死んだ。部屋は密室、自殺か、他殺か? 大学生名探偵・加賀恭一郎は、祥子が残した日記を手掛りに死の謎を追究する。茶道の作法の中に秘められた殺人ゲームの真相は!?
幻想探偵社
堀川 アサコ
640
やんわり恐怖&癒しファンタジー
野球部を休部中の中学2年生、海彦は落とし物をした同級生のユカリを追いかけて「たそがれ探偵社」にたどりつく。でもそこは幽霊専門の探偵社で、海彦とユカリは、ヤンキー姿の幽霊、大島の頼みを解決することに。
ステップファザー・ステップ
宮部 みゆき
700
双子の兄弟とプロの泥棒が怪事件に挑戦!
中学生の双子の兄弟が住む家に落ちてきたのは、なんとプロの泥棒だった。そして、一緒に暮らし始めた3人。次々と起こる7つの事件、ユーモアあふれる3人の会話。まるで父子のような(!?)家庭生活が展開する。
ホテルモーリスの危険なおもてなし
森 晶麿
680
企みに満ちた劇場型ミステリー!
毎日ギャングがやってくる。彼らを迎え撃つのは、伝説のホテルマンの妻、元殺し屋のチーフ・コンシェルジュ、そして新人支配人。アガサ・クリスティー賞作家がもてなす、劇場型ミステリー!