喫茶店を舞台にした作品でデビューした自分などは居場所を追われてしまうのではないか、と慄きさえした。
岡崎琢磨(「珈琲店タレーランの事件簿」著者)喫茶店を舞台にした作品でデビューした自分などは居場所を追われてしまうのではないか、と慄きさえした。
岡崎琢磨(「珈琲店タレーランの事件簿」著者)鎌倉の路地裏にある純喫茶「一服堂」の店主。色白美人で超人見知り。
しかし持ち込まれた事件を推理しはじめると豹変する。誰もが驚く本名を持つ。
神保町に社屋を構える『放談社』週刊未来編集部、記者。軽率でいい加減だが憎めない性格。
「春の十字架」事件では、殺人事件の関係者となる。
神奈川県警横須賀署・刑事課勤務の美人刑事。
「一服堂」の常連的存在でヨリ子の推理には一目置いている。
郊外のガソリンスタンド勤務。エリート男性との結婚を夢見る元気溢れるミステリファン。
「もっとも猟奇的な夏」事件の関係者。
作家(売れていない)。ヒットメーカー東山敦哉(ひがしやま・あつや)の呑み友達。
ちゃっかりしていて、小物感満載。これまた憎めない性格。
絶対に春夏秋冬の順番に読みましょう。マニアもミステリ初心者も老若男女ひっくるめて東川ミステリの虜になりましょう。
(30代・男性)そんなバカな、とめいっぱい突っ込みつつ、ほんわか気持ちの良い物語でした。
(20代・女性)強烈な個性のキャラクターが登場する新たな東川ワールドを堪能できて大満足。
(30代・男性)もう一度読み返して、さらに面白さが倍増。1度目よりも2度目の方が面白いなんて、2日目のカレーみたいな美味しさ!な本でした。
(40代・女性)中高生の方にもおすすめの傑作ミステリです!!
(10代・男性)『純喫茶「一服堂」の四季』単行本版が刊行されたあとの話ですが、社内外のミステリ編集者から「結末に驚いた」という言葉をもらいました。多くのミステリを読んできたエキスパートも、東川さんの術中におちいったようです。
「笑ミス」(=笑えるミステリ)と銘打った本書は、謎解きあり、毒舌ありと、本屋大賞受賞作『謎解きはディナーのあとで』を彷彿とさせるかもしれません。
事件の面白さとキャラクターたちの会話で、「カフェラテ」のようなマイルドな読み心地を提供いたします。誰もがイッキ飲み、いやイッキ読みのことでしょう。
ところがどっこい、ラストは超「エスプレッソ」。目が醒めるほどの衝撃の結末、濃密かつ旨味のある読後感!
本書をぜひ堪能してみてください。読んだ暁には「え──っ、○○なのかよ!」と語り合いたくなりますから。これがまた楽しいんです。