講談社文庫

シスリー姉さんの月光相談室 あなたの悩みに答えます

───ちまちま貸したお金が気付いたらすごい額に!

q. 大学生です。お金にルーズな友人についての相談です。例えば2400円を割り勘にしたとき、1人1200円のところ、千円札だけ渡されて「細かいのがないから後でいい?」なんて言われてそのままになる友人がいます。毎回そうなので、なるべく別々に会計をするようにしています。それでも「ちょっと100円貸して」などと言われたら100円くらいで渋るのもな、と思ってしまうし、「100円を催促するのもけちくさいかな……」と引け目を感じて催促出来ずにいます。そのような小銭が積み重なって、たぶん5000円くらいは貸したままになっています。一番良く遊ぶ友人なので関係が壊れるのも不安です。こういうときどうすればよいか、アドバイスをお願いします。 (10代 男性 隼)

a. 隼さん、積み重なるお金の踏み倒し、腹立たしいですよね。大学生にとって5000円は小さくはないと思いますが、金額の問題ではありません。きっとその人は、他にもいろいろとルーズに踏み倒していることでしょう。悲しいルーズの連鎖を断ちきるためにも、その友人には、お金に対するシビアな態度に、ぜひ目覚めてほしいと思います。こういう人はたいてい、自分の行動によって人がどんな気持ちになるか分かっていないものです。そこで、その友人と同じことをあなたが友人にするのです。ごめん細かいのはあとで、とか、ちょっと100円貸して、とか、これまでの5000円を取り戻す勢いでがんばってみてください。あなただけではなく、周りのお友達みんなに協力してもらうといいですね。さすがに自分のしてきたことに気付き、行動を改めるのではないかと思います。

過去のお悩みはこちら
シスリー姉さん
シスリー姉さん
東直子氏の小説『らいほうさんの場所』(講談社文庫)の主人公志津が、占い師として名乗る名前。作品中でシスリー姉さんこと志津は、「生まれ月別運勢占い」をweb上で毎週更新している。自分の心の内側からふいに浮かんでくる言葉で悩み事に答えるのが、シスリー姉さん流
あなたのお悩みもお待ちしています! 応募はこちらから
▲ページトップへ