シスリー姉さんの月光相談室 あなたの悩みに答えます

───昭和ギャグがうつってしまい、困っています!

q. 父がつぶやく昭和のギャグがうつってしまい困っています。いつも気を付けてはいるのですが、ふとした瞬間に「そんなバナナ」や「ドイツもコイツもソビエトも」などポロリと出てしまいます。それを聞いた友人が「なにそれ~!」と笑ってくれればまだ救われるのですが、聞き返されたり、聞こえなかったふりをされるときは、穴があったら入りたいくらい恥ずかしいです。父はもはや口癖のようで、何度言ってもやめてくれません。いったいどうしたらよいでしょうか? (20代 女性 ココナツ)

a.ココナツさん、思わず口をついて出た、くだらないギャグほど、聞き返されると恥ずかしいものはないですよね。「そんなバナナ」や「ドイツもコイツもソビエトも」などという昭和ギャグは、民謡の合いの手のようなもので、会話の調子をととのえるものとして聞き流してもらうのが一番ですから。

 しかし、あなたがそうして昭和ギャグを身につけたのは、愉快なお父さまとの関係性がうまくいっていて、会話をたっぷりしているからに他なりません。何も恥じることはありません。家族仲がよいことの証拠として、誇りに思って下さい。あなたの脳内にしみ込んだ昭和ギャグは、お父さまから引き継がれた無形の文化的財産です。さらに、ロシアがソビエトという名前だったこと、バナナが親しみのある果物だったことなど、昭和という時代の記憶を受け継ぐための貴重な口頭伝承でもあるのです。

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シスリー姉さん
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東直子氏の小説『らいほうさんの場所』(講談社文庫)の主人公志津が、占い師として名乗る名前。作品中でシスリー姉さんこと志津は、「生まれ月別運勢占い」をweb上で毎週更新している。自分の心の内側からふいに浮かんでくる言葉で悩み事に答えるのが、シスリー姉さん流
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