自衛官を経験した後、2006年に自営業を開業。その傍ら、インターネット上で執筆活動を展開。2010年4月、『ゲート 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり 1.接触篇』(アルファポリス)でデビューし、一躍注目を浴びる。「ゲート」シリーズは全10巻を数え、文庫版、コミカライズも刊行。テレビアニメも大好評を博し、シリーズ累計400万部を記録。 本書は「戦国スナイパー」シリーズの完結巻。
二つの物語をほぼ同時期に書いた。
厳密に言えば、『戦国スナイパー』シリーズを書きはじめたのは『ゲート 自衛隊彼の地にて、斯く戦えり』という作品の後なのだけど、『ゲート』の外伝を書き始めた頃からは交互に書いていたこともあってこの二つはリンクしている。別に世界観が同じでキャラが相互に登場するとか言うのではなくて、背景で流れている物が同じなのだ。
テーマは異なる世界との接触と相互の変化。異世界がファンタジー世界か過去かの違いはあるけれど、二つの世界が接触したことで相互の変化が起きるのだ。そしてこの二つは陰と陽あるいはネガとポジのような関係になっている。
どうしてそんなことをしたのかと言えば、一方の小説で書くことが出来ないことにもう一方で挑戦してみたかったからだ。
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