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昨日への誓い 警視庁総合支援課3
癒えぬ傷が疼きだす。
答えなき難題に挑む警察小説!支援課が初めて出会った「被害者家族」が亡くなった。最近まで故人と密に交流を続けていたOB・大岡と連絡がつかず、課の若手・柿谷晶は自宅へ向かう。朗らかに晶をもてなす大岡だったが、翌日、不可解な失踪を遂げ――。痛みに寄り添い続ける警察官たちの奮闘を描く、「総合支援課」第3巻!
堂場瞬一 特設サイト
支援課が初めて出会った「被害者家族」が亡くなった。最近まで故人と密に交流を続けていたOB・大岡と連絡がつかず、課の若手・柿谷晶は自宅へ向かう。朗らかに晶をもてなす大岡だったが、翌日、不可解な失踪を遂げ――。痛みに寄り添い続ける警察官たちの奮闘を描く、「総合支援課」第3巻!
1963年茨城県生まれ。2000年、『8年』で第13回小説すばる新人賞を受賞。警察小説、スポーツ小説など多彩なジャンルで意欲的に作品を発表し続けている。著書に「支援課」「刑事・鳴沢了」「警視庁失踪課・高城賢吾」「警視庁追跡捜査係」「アナザーフェイス」「刑事の挑戦・一之瀬拓真」「捜査一課・澤村慶司」「ラストライン」などのシリーズ作品のほか、『ダブル・トライ』『コーチ』『刑事の枷』『沈黙の終わり』(上・下)『赤の呪縛』『大連合』『聖刻』『0 ZERO』『小さき王たち』『焦土の刑事』『動乱の刑事』『沃野の刑事』『鷹の系譜』『鷹の惑い』『鷹の飛翔』『ザ・ミッション THE MISSION』『ラットトラップ』『デモクラシー』『ロング・ロード 探偵・須賀大河』『守護者の傷』『ルーマーズ 俗』など多数がある。
加害者家族に、支援は必要か?
新ヒロイン・柿谷晶を迎え、支援課の新たな挑戦が始まる!
支援課が初めて出会った「被害者家族」が亡くなった。最近まで故人と密に交流を続けていたOB・大岡と連絡がつかず、課の若手・柿谷晶は自宅へ向かう。朗らかに晶をもてなす大岡だったが、翌日、不可解な失踪を遂げ――。痛みに寄り添い続ける警察官たちの奮闘を描く、「総合支援課」第3巻!
家庭内で、幼い命が奪われた。逮捕されたのは、母・夏海の交際相手。母子は日常的に暴力を受けていたという。支援課・柿谷晶は支えとなり得る人物を探そうとするが、夏海は子どもの実の父親について頑なに口をつぐみ――。答えなき仕事に奔走する若き女性警察官を描く「総合支援課」第2巻!
被害者とその家族だけでなく、加害者家族も支援対象に。
新たな任務に取り組むべく、名を改め発足した「総合支援課」。
新生支援課に捜査一課から異動してきた柿谷晶には、秘密があった。
それは、彼女自身が加害者家族であるということ――。
警察小説の最前線、新ヒロインによるシーズン2開幕!
事件は、犯人逮捕だけでは終わらない。
被害者支援――残された者、その後を生きる者たちの心を描く、圧倒的な人間ドラマ。
元恋人の愛と昼食に向かっていた支援課・村野に、通り魔事件発生の一報が。混乱する現場に駆け付けると、捜査一課追跡捜査係の沖田が被害者から乱暴に話を聴こうとしているのに遭遇する。迷宮入り事件の再捜査が仕事の沖田が、なぜ現場に――。大人気シリーズ・シーズン1、感動の完結! 〈文庫書下ろし〉
人気子役の少女が誘拐され、支援のため状況把握に動き出した村野。程なく少女の父親が、大規模な未公開株詐欺事件で有罪となった男だと知る。犯人の正体が掴めずに焦れる村野だったが、別途支援要請を受けた火災による不審死に、誘拐との奇妙な接点を見出す。二つの事件が錯綜する圧巻の最新作!
ブラック企業として知られるハウスメーカー社長の娘が殺害された、2年前の事件。意外な犯人の自供で捜査が急展開するなか、怒りを爆発させる被害者の父・大崎と村野は再度向き合う。執拗に取材を続ける記者と部下の不審な接触。悪名高き男は守られるべきか?
疑念が支援課の根幹を揺さぶる。 <文庫書下ろし>
北多摩団地交番で警察官が射殺された。被害者は益田護。身内を狙った事件に、所轄はもとより支援課にも出動要請が掛かる。遺族に面会する村野だが、その息子・智樹は捜査一課の刑事だった。その最中、事件に使用された拳銃が五年前の交番襲撃事件で奪われたものだと判明する。自らの手で犯人逮捕をと息巻く智樹に、村野は2人だけの秘密捜査を提案する。
堂場 私の頭の中には「未解決事件のデータベース」があるんです。その中で1992年かな、東村山市で起きた交番襲撃・拳銃強奪事件がずっと気になっていたんです。それが今回の着想の根本にありました。
――今年、富山でも交番が襲撃されて拳銃を奪われる事件がありましたが。堂場 たしか6月でした。もちろん本作は、それよりもずっと前に原稿を書き上げ、すでにゲラの確認も終わっていたんですが、正直、嫌な気分になりましたね。私が小説に描いたことが、後に現実の事件として起こるようなことがたびたびあって……。だから災害だけは描かないようにしようと思っています。
――そういえば「支援課シリーズ」の4作目『身代わりの空』は富山が舞台ですね。堂場 ただの偶然ですよ。そこまで言われたら何も書けなくなってしまう(笑)。
――これまでこのシリーズは「女性的な物語」という視点から描かれることが多かったと思います。今作では、被害者遺族である息子の益田智樹という人物も捜査一課の刑事で<父と子>という「男性的な物語」になっているように感じました。
堂場 そうですね。今作では<父と子>という関係を描いてみたいという思いがありました。父親を犯罪で奪われたことによって、息子は<父と子>という絆を中途半端な形で切断されてしまうわけです。しかも息子もまた警察官である。敵討ちではないですが、当然、自分の手で犯人を……と思うものだろうと考えました。
被害者としての悲しみとともに、その気持ちから先に進むために、息子は自らが捜査に参加したいと考える。もちろんデリケートな捜査ですから、捜査一課はこの事件の捜査から智樹を外すわけですが、それでも彼は自分ひとりで捜査を進めようとする。その過程の中に、今作では「自力で立ち上がろうとする被害者の姿」を描いてみたいと思ったんです。だから、支援課の村野も、この捜査には一歩下がっています。智樹を横で支えるという感じで。
堂場 それはちょっと違うかな。今、アメリカで書かれる<父と子>の物語は、ステップ・ファーザーが出てきて……といったような、もっと複雑な関係性になっているんですね。アメリカのほうが「家族」というものが日本よりも複雑化しているのだと思います。この作品では、もっとシンプルに<父と子>という繋がりを描きたいと思っていました。
堂場 とくに文体を変えるようなことはなかったんですが……。今回は、これまでこのシリーズではあまり書かなかった、カーチェイスといった追跡シーン、アクション場面を描いています。もしかしたら、それが読む人にそう感じさせているのかもしれませんね。
――たしかに、あのカーチェイスの場面はとても緊張感がありました。堂場 ありがとうございます。でも、次にこういった追跡シーンが出てくるのは、3年後くらいかなと思っています(笑)。
――3年後だと……第8巻ですか!堂場 同じシリーズでも、それぞれの作品で毎回、試行錯誤をしていますから(笑)。
――この作品は、まず多摩地区の交番が襲われるところから始まります。さらに捜査の中で群馬に行ったり、千葉県の野田市にも行ったりしていて。東京……いわゆる23区ではなく、その郊外を舞台に物語が展開していますが、これは意図的なものですか。堂場 どの土地を舞台にするかというのは、とくに限定的に意識しているわけではないんです。これらの地域は、物語の流れの中で出てきた土地ですね。ただ23区といったいわゆる都市と地方、その間の場所というか、ちょうど淡水と海水が混じり合う汽水域のような場所、いわゆる郊外と呼ばれるわけですが、こういった都市の周縁域にこそ、現代日本の原風景があるように感じるんです。
――物語の生まれる場所ということでしょうか。堂場 そういう言い方もできるのかもしれません。先ほどのカーチェイスなども国道16号で起こります。国道16号は横須賀から横浜、多摩地区から八王子、さらに埼玉の入間、大宮を通って、千葉の野田を抜けて千葉市へと、まさに都心部周縁の道路です。これが私にはティピカルな原風景のように感じるんですよ。
堂場 『焦土の刑事』は苦労しました。戦時中といっても、この作品に出てくる人物たちは、その当時の<ミドルクラス>の人たちですよね。たとえば日本軍の中で命令を出す上層部、逆に戦地で戦っている人たちのことは資料があるのですが、国内にいて、ある意味、上からの命令と現場の間に生きていた人たちのことはなかなかわからなくて……。そういえば、原稿を書き上げる直前に、偶然、新しい資料を見つけて、それまで描いていたことを書き直した部分もありました。
――それはどのような?堂場 『焦土の刑事』では作中、芝居というものが重要なモティーフになります。この芝居が検閲される部分です。当時、検閲の担当部署は内務省、特高、警察、とそれぞれに区分があったのですが、私は芝居の検閲は特高警察がやっていたと思っていたんです。しかし、これは警察の担当だった。早川書房から刊行されていた「悲劇喜劇」という雑誌の中で、戦時中、検閲をしていた警察官と劇団関係者の対談があることを知って、早川書房からその雑誌のコピーを送ってもらい、ようやく確認できた。もちろんその対談は、なかなかシビアなものでしたけど(笑)。警察は組織が都道府県ごとに分かれているから、当時、東京で上演した芝居を大阪でやろうと思ったら、また大阪府警の検閲が必要になったりと、そういう苦労があったそうです。
――ひどい話ですね。堂場 そうですね。ただ、戦時中のことを調べれば調べるほど、たどり着く結論は、今の日本もそれほど変わらないなという思いです。当時、言論は明確に抑圧されていたわけですが、現代では誰かに気を使っているというか、これは言わない方がいいかなといった、それこそ忖度じゃないですけれど、明確な抑圧者がいないぶん、現代の日本のほうが問題の根は深いのかもしれません。
堂場 やはり行くしかないんですよ。もちろん今はネットがあるから、ある程度のところまでは事前に知ることができますが、ネットではどうしてもわからないことがありますよね。
――それは、どのようなことでしょうか?堂場 たとえば坂道の傾斜です。坂がきつくて上りながら汗をかいたかとか、道幅はどのくらいだったかとか、そういうことは実際に歩いてみなければわからないんです。
――それがリアリティーを生んでいる!堂場 ただ、気をつけなければいけないこともあるんです。資料の読み込みや取材はていねいにするべきだと思います。でも、そこに引っ張られるとデータ至上主義に陥ってしまい、小説の中でもっとも大切な<人間>が空疎になってしまう。それだけは注意しています。
――支援課シリーズの主人公の村野という人物に、ふと堂場さんを重ね合わせて読んでしまうことがあるのですが、この人物像はどうやって描かれているのでしょうか?堂場 意外ですね(笑)。私はむしろ村野と正反対の人間だと思っていますよ。どちらかというとディフェンダー体質で。ただ、私は小説を書くときに、具体的な誰かをイメージして書くということはしません。人によっては、実在の人物や俳優、女優をイメージして書くことがあるそうですが、私はむしろその逆で、誰かを連想する、連想させるような描き方はしない。やはり「自分のことは出さない」「経験を元にしない」「おしつけない」という3つがエンターテインメントの三原則だと思っています。
――この三原則、肝に銘じておきます!堂場 とくに「支援課シリーズ」は、メッセージ性が強くなりやすい題材ですよね。だからこそ、多面的な見方をつねに意識して、意見や主張の押しつけにならないように気をつけています。
さらにパワーアップした「支援課シリーズ」。物語の展開の見事さはもちろん、今回、ラストには、村野を巻き込む裏切りともいえる大仕掛けまである。この圧倒的強度の物語をぜひ堪能してほしい!
取材・構成/講談社文庫出版部
富山空港旅客機墜落事故。死者20名、負傷者多数。村野秋生たち被害者支援課も総動員された。遺族のケアに奔走する村野は、一人だけ身元がわからない死亡者がいると聞かされる。男の身許を調べる村野だが、事態は思わぬ方向へ進んでいく。男の名は本井忠介、それは毒殺事件の指名手配犯だった。
ご購入はこちらから旅客機事故で死亡した指名手配犯・本井忠介。その嫌疑に疑いをもった村野は、単独で事件を検証する。その捜査中、本井の関係者に新たな死者が出た。連鎖する殺人と15年前に起きた毒殺事件の記憶。錯迷する事件に失踪課・高城賢吾までが、村野に協力するが。闇の果てに浮かび上がる悪とは?
ご購入はこちらから昭和20年3月。防空壕で女性の他殺体が発見された。しかし、捜査を開始しようとした京橋署の刑事・高峰に下されたのは、事件のもみ消し指令。納得できない高峰は特高に籍を置く友人・海老沢とともに密かに捜査を続け、終戦をまたぎながらも犯人を追い詰めていく。「日本の警察」を描く大河シリーズ第一弾!
昭和27年4月。都内の駐在所が爆破され、現場には駐在巡査と身元不明の遺体が残されていた。過激派の犯行が疑われる中で、刑事の高峰は公安の海老沢と密かに連携し、捜査を進めていく。しかし、次第に明らかになってきたのは警察自らが抱える闇の部分だった。
昭和45年3月。友人の息子が自殺。その葬儀の場で刑事の高峰は公安の海老沢と久しぶりに再会し、ともに自殺の原因を探り始める。当初、個人的な理由によるものと思われたが、その死の背後にあったのは国を揺るがす巨大スキャンダル。二人は、正義を貫く戦いに挑む。
1959年、ニューヨーク。元刑事で探偵のジョーは、役者志望の女性の行方を捜してほしいと依頼を受ける。その矢先、衝撃的な知らせが。黒人の探偵仲間ウィリーが殺されたというのだ。残忍な手口は、女性ばかりを狙う連続殺人事件と同じだった――。
ハードボイルドの美学が詰まった傑作! 【文庫書下ろし】
愛と平和の祭典、ウッドストック・フェスティバル。若者たちが音楽に酔いしれる中、一人の少女が消えた。依頼を受けた探偵ジョーは、助手リズと調査を開始。コンサート会場で、少女が中年のヒッピー女性と一緒にいたとの証言を得て、現地へ向かうが……。
ハードボイルドの魂を歌い上げる傑作! 【文庫書下ろし】
弟子も独立し、探偵ジョーは引退を考え始めていた。
そんな中、メジャー球団から依頼が舞い込む。
獲得を目指す有望選手が抱えるトラブルを、調査してほしいという。
尾行中、ジョーの目の前で誘拐が発生。
さらに、スポーツ賭博の疑惑が浮上し……。
「大人の男」の美学が詰まったハードボイルド! 【文庫書下ろし】
新ヒーローの登場に、日本中が沸いた。七人制ラグビー男子日本代表・神崎が、円盤投の日本選手権で、日本記録に迫ったのだ。球技と陸上の「二刀流」で五輪出場を果たせば、世界から注目される。神崎と契約すべく、新興スポーツ用品メーカーの営業マン・岩谷は接近を試みるが……。
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は単なる悪戯なのか――
(「不拡散」)。五つの時代を舞台に、特ダネを追う新聞記者たちを描いた、著者渾身の短編集!
渋谷に潜む殺人者――。
2020年、東京五輪に向けて再開発が進む渋谷区のアパートで、老人の他殺体が発見された。捜査の結果、その被害者はかつて名家の人間だったことが判明する。いったい、この男は何者なのか――。警察小説の旗手・堂場瞬一が「人が人を殺す」というテーマに向き合い書き上げた、記念碑的文芸巨編。
捜査一課から地元の武蔵野中央署へと転出した刑事・瀧靖春は、旧友の長崎から姪の恵が行方不明になっていると相談を受ける。市議会議員の選挙運動を手伝っていたという恵の足取りを追う中、瀧は過去に起きていた類似の事件に気づく。この街に巣くう闇とは!?
ご購入はこちら人気プロ野球選手が膝の手術を担当した名医を刑事告発した! 成果に飢える若手刑事とアラサー女性記者のコンビが活躍するハイブリッド警察小説。
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東日本大震災の翌年、2012年夏。都内で起きた四件の殺人。被害者は全員、四半世紀前の都内飛翔弾事件の容疑者だった。
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捜査一課と公安一課。同じ警察でありながら相容れない二つの組織に身を置き、昭和を駆け抜けた二人の刑事。その息子たちは、父と同じ道を歩んでいる。
昭和天皇が崩御し、60年余にわたる昭和の時代が終わりを告げた日に起きた殺人事件。高級マンションに住みポルシェを乗り回す被害者に見え隠れする、極左の過去。
バブル景気の拝金主義に浮かれる世で、思想活動は衰退の一途をたどる。その交錯点で起きた事件を、二人の刑事が追う。
大物司会者の息子が、元恋人を殺害したと出頭。捜査一課の女性刑事・柿谷晶は取り調べに臨む。だが、被疑者は犯行を自供する一方、動機については口を閉ざす。晶は被疑者の家族に接触するが、家族はネット上の誹謗中傷に悩まされていた。加害者の家族だからといって、責めることは許されるのか? 自らの苦い記憶が甦る中、家族に張り付き、事件の背景を探る晶。犯罪被害者支援課の村野らと協力しあい、留まることのない加害者家族への悪意と戦いながら捜査を続ける晶だったが、やがて事態は最悪の方向に向かう。贖うべき「咎」は誰のものなのか。──振りかざされる「正義」は、単なる「悪意」の裏返しだ。
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