99％の誘拐
吉川英治文学新人賞受賞作
20年の時を隔てて結びつく2つの誘拐事件。身代金運搬係に指名されたのは、かつて誘拐されたことのある男。コンピュータ制御で綿密に計画された前代未聞の完全犯罪が始動する！
新参者
このミステリーがすごい！、
週刊文春ミステリーベスト10、第 1 位
加賀恭一郎シリーズ
日本橋で一人の女性が絞殺された。加賀の前に立ちはだかるのは、人情という名の謎。手掛かりをくれるのは江戸情緒残る街の人々。大切な人を守るための謎が犯人へと繫がっていく。
デパートへ行こう！
招かれざる「お客様」が
深夜のデパートで繰り広げる悲喜劇
痛快エンターテインメント！
真夜中のデパート。その日に限って、なぜか居場所をなくした人々が集まってくる。よからぬ企みを抱く女性店員、生きる希望をなくした中年男……悩める人々がつどう時、奇跡の一夜が訪れる！
OUT
（上）
日本推理作家協会賞受賞作
米・エドガー賞長編賞ノミネート作
深夜の弁当工場で働く主婦たちは、それぞれの胸の内に不安と失望を抱えていた。「こんな暮らしから抜け出したい」そう心中で叫ぶ彼女たちの生活を外へ導いたのは、思いもよらぬ事件だった。
OUT
（下）
日本推理作家協会賞受賞作
米・エドガー賞長編賞ノミネート作
主婦ら4人の結束は、友情だけではなく、負の力によるものだった。動き出した歯車は止まることなく、ついに第2の死体解体を請け負うはめに。彼女たちはこの現実にどう折り合いをつけるのか。
深紅
吉川英治文学新人賞受賞作
ハンマーで顔面を砕かれた両親と幼い2人の弟。修学旅行から急遽戻った12歳の奏子は、一家惨殺事件の現実に直面。8年後、大学生になった奏子は、加害者の娘をついに突きとめる──。
亡国のイージス
（上）
日本推理作家協会賞、
日本冒険小説協会大賞、
大藪春彦賞をトリプル受賞
在日米軍基地で発生した未曾有の惨事。最新のシステム護衛艦《いそかぜ》は、国家間の策謀にまきこまれ暴走を始める。守るべき国の形を見失った《楯（イージス）》が、日本にもたらす恐怖とは。
亡国のイージス
（下）
日本推理作家協会賞、
日本冒険小説協会大賞、
大藪春彦賞をトリプル受賞
ついに始まった戦後日本最大の悪夢。なす術のない日本政府をよそに自らの誇りと信念を守るために運命の男たちが立ち上がる。すべての日本人に覚醒を促す魂の航路、圧倒的クライマックスへ！
13階段
江戸川乱歩賞受賞作
犯行時刻の記憶を失った死刑囚の冤罪を晴らすため、刑務官と青年は調査を始める。手掛かりは、死刑囚の脳裏に甦った「階段」の記憶のみ。2人は、無実の男の命を救うことができるのか。
Aではない君と
吉川英治文学新人賞受賞作
同級生の殺人容疑で14歳の息子・翼が逮捕された。親や弁護士の問いに口を閉ざす翼は事件の直前、父親に電話していた。真相は語られないまま、親子は少年審判の日を迎えるが……。
よろずのことに気をつけよ
江戸川乱歩賞受賞作
都内に住む老人が自宅で惨殺された。遺体は舌を切断されたうえ、縁の下から謎の呪術符が見つかる。なぜ老人は強い怨念を受けたのか？ 日本の因習に絡む、恐るべき真相が眼前に広がる！
闇に香る噓
江戸川乱歩賞受賞作
孫への腎臓移植を望む村上和久は兄の竜彦を頼るが拒絶され、その頑なな態度に疑念を抱く。竜彦は実の兄なのか。全盲の和久は中国残留孤児の兄が帰国した際、姿を確認できなかったのだ。
