城塚翡翠からの挑戦状! あなたは、探偵の推理を推理することができますか?
『invert 城塚翡翠倒叙集』
すべてが、反転。
綿密な犯罪計画により実行された殺人事件。アリバイは鉄壁、計画は完璧、事件は事故として処理される……はずだった。
だが、犯人たちのもとに、死者の声を聴く美女、城塚翡翠が現れる。大丈夫。霊能力なんかで自分が捕まるはずなんてない。ところが……。
ITエンジニア、小学校教師、そして人を殺すことを厭わない犯罪界のナポレオン。すべてを見通す翡翠の目から、彼らは逃れることができるのか?
綾辻行人
ミステリ界随一の本格的な奇術家【マジシャン】でもある相沢沙呼の、巧妙にして実にイジワルな、それでいて実に胸の空く一撃!
有栖川有栖
この探偵のどこが凄いのかについては、読んだ人としか語り合えません。最後まで読み切った人としか……(含み笑い)。
青崎有吾
自ら禁じ手としていた殺人事件を解禁した相沢沙呼はやはり強かった……。
浅ノ宮遼
「すべてが、伏線」の初刷帯に偽りなし。本年度の必読作です!
芦沢央
帯でハードルを上げまくったのは正しかったと納得。というか感嘆。これは相沢沙呼にしか書けない傑作。
井上悠宇
”ちょっとばかし自信をつけたミステリ作家が格の違いを思い知らされて筆を折るレベル”の傑作でした。二度言います。傑作。
今村昌弘
これはまさに超力作の傑作。僕は特殊ミステリの最新形態と呼びたいです。特殊性をああ使うとは!
鵜林伸也
同年輩の本格ミステリの作家として「嫉妬」を覚えるほどの作品だった、というのが最大の褒め言葉になるのではないでしょうか。
岡崎琢磨
一冊の本を書くためにここまでやるか……。同じ作家として、その熱意を見習わなければいけないと思いました。
織守きょうや
この本は「叫びたくなる」だけじゃない。本格だった。純粋に「ミステリとして」おもしろかった。あと翡翠ちゃんはもちろん可愛いです。
斜線堂有紀
読んでいる間中翻弄され倒したのが面白かったです。翡翠ちゃん可愛い!は本当のことです。
似鳥鶏
この作品は「文庫化してから」ではなく今読んだ方が絶対楽しいやつです。理由は読めば分かります!
葉真中顕
完全に掌の上で転がされました。脱帽です。 「2019年最驚のミステリ」という惹句も絶賛の声も大げさじゃない。
降田天
最後まで読んですべてにやられました……。何を言っても野暮になる。相沢さんにしかお書きになれない作品です!
※このコメントは単行本刊行時(2019年)のものです。