講談社文庫
松岡圭祐「探偵の探偵」
連続ドラマ7月9日スタート!
『探偵の探偵』フジテレビ系7月木曜夜10時

北川景子さんのコメント



Q:出演が決まっての感想は?
「率直にうれしかったです。最初にプロットをいただいた時に、探偵を探偵するという企画の新鮮さにも心引かれました。その後、原作を読んだ時に、もともとは普通の女の子だった玲奈が妹を失うことによって、変貌していく・・・、その様に、衝撃を受けました。とても刺激的な役をいただきましたので、早く現場に入りたいと思いました」

Q:本格アクションにも初挑戦。
「原作を読んでハードな印象を受けたので、アクションをカッコ良くできないことには、原作の世界観を映像として具現化することはできない、と思いました。幸い私は特撮出身で、アクションに対する恐怖心が全くなく、基礎的なことも特撮時代に培っていたので、その経験を活かせる役でうれしかったです。でも今回は、玲奈が結構やられてからの反撃というシーンが多いので、やられてもやられても立ち上がるというのが、見せ場の一つになってきます。アクションのレッスンでは、無残なやられ方と、そこから立ち上がる底力というものを表現していきたい。そのために、撮影期間中も練習を重ねていきたいと思っています」

Q:アクション練習はどのような内容で?
「今回初めて挑戦したのがキックボクシング。格闘技に精通しているキャラなので、ボクシングのグローブつけてミットを叩く練習もあります。“まず10本!”って言われてやって、ちょっと水飲んだら、また“10本”という感じで。結構ハードなんですけど。“あしたのジョー”みたいな感じでやっています(笑)。回し蹴り、横蹴り、前蹴りといった蹴りも練習しています」

Q:演じる紗崎玲奈と自分との共通点は?
「妹が亡くなる前の玲奈は、本当に妹思いのお姉ちゃんだったと思うんです。その普通の一人の女性が、残忍なストーカーによって大切な妹を殺されてしまったことで変わってしまった・・・。もともと普通の女の子だったのに、幸福感とか、笑顔とか、楽しいっていう感情を忘れてしまった。でもそういった感情を閉じ込めているだけで、今は妹の命を奪った犯人への復讐心が彼女を突き動かしているんです。見た目はクールだけど、実はエモーショナルな女性、その辺りに共感しました」

Q:シリーズ化してほしいという思いは?
「7月に原作の4巻が発売されると聞いています。もちろん、私も続編をやりたいですし、今回のドラマを見て“いいな”と思ってくださったとして、4巻も“北川のドラマで見たいな”、“このチームで見たいな”って思っていただきたい。『HERO』に携わった時も思いましたが、シリーズ化される作品というのは、本当に多くの方に望まれて続いているものなのだなと。『探偵の探偵』も続編をやらせてもらえるように、まずはドラマを頑張って、受け入れてもらって、気に入ってもらって、その先にあると思うので、とにかくワンカット、ワンカットを一生懸命に演じたいと思います」

松岡 圭祐 氏コメント
『探偵の探偵』ドラマ化について


「推理ドラマの様式美とは異なる、現実の探偵業に根差した原作を、警察ものや医療ものなど職業ドラマの名作を生んできたフジテレビだからこそ、深く洞察していただいたうえ判りやすく表現していただける、と強く感じました。リアリティと娯楽性のバランスがとれていて、原作の世界観が魅力的に視覚化されていると思います。毎週1時間、楽しい時間が過ごせると確信しております 」


主要キャラクタープロファイリング



※年齢はI巻第8章時点(小説での設定。ドラマでは変更あり)


紗崎玲奈
紗崎玲奈
21歳・女 探偵
進学校の県立高校を卒業。高校時代は新体操で国体出場経験があるが、二年生からは出場を辞退。大学進学はせず、中堅調査会社、スマ・リサーチの運営する探偵養成所に入校する。三年間の修業期間などを経て、玲奈は対探偵専門の新部門「対探偵課」の女性探偵となる。

紗崎玲奈
紗崎咲良
15歳(当時)・女 中学生
玲奈の妹。悪質なストーカーである岡尾から逃れるため家族と離れて暮らしていたが、 探偵によって情報を得た岡尾の手にかかり殺されてしまう。咲良の死をきっかけに、火種を抱えていた紗崎家は決定的に崩壊してしまった。

紗崎玲奈
須磨康臣
49歳・男 スマ・リサーチおよびスマPIスクール経営者
探偵業法施行を受けスマ・リサーチを設立。自身優れた探偵であり、その経験ゆえに、玲奈に探偵業への適性と危うさを感じ、彼女を守るためスマ・リサーチに「対探偵課」を設ける。

紗崎玲奈
峰森琴葉
18歳・女 探偵助手
姉・彩音の結婚を機に独立を迫られ、スマ・リサーチに入社。「対探偵課」に配属される。探偵の心得は一切なかったが、玲奈の孤独に触れ、徐々にその理解者となっていく。

紗崎玲奈
窪塚悠馬
29歳・男 警視庁捜査一課の警部補
ノンキャリ出身。捜査を探偵に頼る上層部のぬるま湯体質に反感を覚えている。玲奈が関わるいくつかの事件の捜査を担当し、やがて共闘するようになるが……。

紗崎玲奈
阿比留佳則
46歳・男 阿比留綜合探偵社社長。
ワイドショーのコメンテイターなどマスコミの登場も多い著名探偵。テレビの警視庁から信頼も厚く、協力関係にある。阿比留の不正を嗅ぎつけた玲奈と対立する。

紗崎玲奈
“死神”
?歳・性別不明 探偵
岡尾に咲良の詳細な情報を送り付け、咲良の死を招いた。独特の書式の報告書がその証拠。今現在も暗躍し、ストーカーやDV加害者たちに被害者 の情報を送り付けているという。

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