講談社文庫

『水鏡推理III パレイドリア・フェイス』松岡圭祐 イラスト:紺野真弓

文科省ヒラ職員の痛快下克上。早くも第3弾刊行!

今いちばん力を入れているシリーズです。──松岡圭祐

最近の事件とも共鳴する、胸躍るミステリー。その膨大な知識と緻密な構成に脱帽。水鏡瑞希は、時代が求めるヒロインだ! 茂木健一郎(脳科学者)
女性国家公務員・水鏡瑞希は、人々の善意と悪意が交錯し官僚たちの思惑に踊らされる庶民を助けるため、たった一人で立ち向かう。 東えりか(書評家)
文科省の伏魔殿ぶりも詳らかにされ、社会派作品としても読み応えのあるものになっている。 香山二三郎(評論家・コラムニスト)
ノンキャリ女子事務官が挑む「地球の謎」
ノンキャリ女子事務官が挑む「地球の謎」
─人面塚の謎─
アメリカに“フェイスシーカー”というサイトがある。航空写真の最新版をコンピュータが検索し、人の顔に似た地形を探りあてネット画像をアップしている。まだそのサイトでも検出されたいない地形が、日本に突如出現した。山中に現れたそれは謎の「人面塚」として、マスコミが殺到。地域の村は騒然となる。
─地球地磁気逆転の謎─
人面塚の出現した隣村で地磁気逆転の調査が行われていた。地球のN極、S極は何度も逆転していることが太古の地層から解っているが、一番新しい逆転の証拠が発見されたというのだ。日本の国土に、重大かつ不可解な珍現象と新発見が相次ぐ。
〔パレイドリアとは?〕
雲の形が顔に見えたり、壁のしみの形が動物や虫に見えたりと、不定形の対象物が違ったものに見える現象。一度その現象に陥ってしまうと、その知覚からなかなか逃れられない。
水鏡瑞希
水鏡瑞希(みかがみみずき)

文部科学省に勤めて3年目の25歳のヒラ事務官。小顔の美人だが、上司のキャリア官僚にも歯に衣着せぬ物言いで問題児としてマークされている。懲罰人事で、研究費の不正を検証するタスクフォース(特別チーム)送りになる。

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  1. 『水鏡推理』松岡圭祐
    水鏡推理 定価:本体620円(税別)
  2. 『水鏡推理II インパクトファクター』松岡圭祐
    水鏡推理II インパクトファクター 定価:本体640円(税別)
  3. 『水鏡推理III パレイドリア・フェイス』松岡圭祐
    水鏡推理III パレイドリア・フェイス 定価:本体680円(税別)
  4. 『水鏡推理IV アノマリー』松岡圭祐
    水鏡推理IV アノマリー 定価:本体680円(税別)
  5. 『水鏡推理IV ニュークリアフュージョン』松岡圭祐
    水鏡推理V ニュークリアフュージョン 定価:本体680円(税別)
松岡圭祐プロフィール

まつおか・けいすけ 1968年、愛知県生まれ。『催眠』で作家デビュー。代表作は『千里眼』シリーズ(大藪春彦賞候補作)、『万能鑑定士Q』シリーズ、『探偵の探偵』シリーズなど。『万能鑑定士Q』と『探偵の探偵』のダブル完結編『探偵の鑑定Ⅰ・Ⅱ』を今春、講談社文庫より刊行して話題となる。本書は『水鏡推理』シリーズの第3作。

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