講談社文庫

第153回直木賞受賞 ついに文庫化『流』東山彰良

故郷・台湾を舞台に描く青春ミステリー この熱き奔流に、乗り遅れるな──。
著者メッセージ

他人の人生をすこしだけ自分のほうへずらして読む。そんな幸せな読書体験をしてもらえたら うれしいです。 是非到此止 東山彰良

  • 東山彰良

  • 東山彰良(ひがしやま・あきら) 1968年台湾生まれ。5歳まで台北で過ごした後、9歳の時に日本に渡る。福岡県在住。2002年「タード・オン・ザ・ラン」で第1回『このミステリーがすごい!』大賞銀賞・読者賞を受賞。’03年、同作を改題した『逃亡作法 TURDONTHERUN』で作家デビュー。2009年『路傍』で第11回大藪春彦賞、’15年に本書で第153回直木賞を受賞。2016年『罪の終わり』で第11回中央公論文芸賞を受賞した。
本読みのプロたちが大絶賛!
  • 「熱い小説だ。疾走するマグマだ」 野崎六助w
  • 「世界文学レベルの波瀾万丈エンターテインメント!」 大森望
  • 「青春の熱とうねりがページからほとばしり、読者を圧倒する」 大矢博子
  • 「圧巻の出来映えで文句なし」 香山二三郎
  • 「物語の魔法に目を瞠った」 石井千湖
  • 「自由で熱気にあふれた物語だ」 円堂都司昭
  • 「生きる糧、道標としての悲しみがここにある」 池上冬樹
  • 「ポップにして重厚。とりわけラスト20頁は圧巻だ」 朝山実
  • 「これを読まずに何を読む!」 吉田大助
※敬称略
全国の書店員も大熱狂!
※コメントは、単行本刊行時のものです。

「濃さ」に圧倒、圧巻、一気読み!

田浦靖子さん(ブックファーストレミィ五反田店)

あまりにも濃密で激動な半生に驚嘆。生と死、愛と誠、喜怒哀楽と物語のあらゆるファクターが詰め込まれ、久しぶりに夢中で読み進めた私の感情は波のように起伏して溺れかけた。
東山彰良、現時点で文句なく最高傑作。
こんなものすごいネタを持っているとは、この作家の底知れぬ才能にも驚かされた。

中山英さん(萬松堂)

一読、度肝を抜かれました。一生、手元に置いておきたい。私たちの日常に、一片の関係も有しない(と思われる)物語が、私たちの人生に与える少なからぬ影響……。
「小説」の大いなる力を、まざまざと見せつけられた。

松本大介さん(さわや書店フェザン店)

自分以外の人生が、自分の中に流れる感覚。
この物語は、小説にする意味がある!

新井見枝香さん(三省堂書店神保町本店)

面白かった! 自分の身体の中に眠っている何かを刺激された。
泣いたり、笑ったり。生きている実感を、血の流れを、私は確かに感じることができた。

中橋陽子さん(紀伊國屋書店富山店)

いくつもの国を舞台に縦横無尽に駆け巡る青春と歴史の物語! ドラマチックな作品のスピード感が私の体に乗り移り、私の心を熱くしました。
これから青春を謳歌する人、年齢関係なく青春真っ盛りの人に強くお薦め!!

竹越香里さん(丸善名古屋本店)

”衝撃”という言葉では軽すぎる――凄い作品に出会ってしまった――それが率直な感想だ。この作品は血と汗と涙で出来ている。時代と土地の記憶が見せてくれる奇跡の物語だ。凝縮された時の流れが圧倒的な力となって胸に突き刺さる。熱狂と冷静、希望と絶望、念願と諦念……ままならぬ運命を前に不器用にして無骨。もどかしくさすらう男の生き様に完膚なきまでに打ちのめされた。
魂に響く一冊!! とにかくシビれました。

内田剛さん(三省堂神保町本店)

歴史も文化も世代だってぜんぜん違うけれど、心を摑んで放さない!! 小説の醍醐味、小説を読む楽しさを再発見させてくれる作品でした。すごく楽しい読書時間でした。

内山はるかさん(SHIBUYA TSUTAYA)

めまいがするほどの熱量と疾走感。
爆発する欲望、暴走する青春。すべてにおいて過剰なこの迫力! 今どきの草食系たちに読ませたいです。

金杉由美さん(明正堂NTT上野店)

ページを開けばそこはもう、台湾!!
夢中で読んだ後、すぐにもう一度読み返しました。登場人物ひとりひとりが、昔からの知り合いのように心に残っています。パワフルであたたかく、心ふるえる一冊でした。この本を読めてよかった。そう思いました!!

原田優佳さん(くまざわ書店グランデュオ蒲田店)

混沌した世界の中で生きる人間たち。『流』の登場人物たちは、皆、光っている。過去の罪、国、家族、社会のしがらみを背負い、それでも必死に生きる人の姿は、光って見えるのだ。
泥くさくて、かっこ悪くて、最高にかっこいい小説です。

辻香月さん(大垣書店イオンモールKYOTO店)

これぞエンタメ!いろんな要素が盛りだくさんで、まるで幕の内弁当のようでした!

長山剛士さん(天一書房日吉店)

感動した、とか、圧倒された、とか、そういう言葉で語れない、語りたくない何かが身体の細胞のひとつひとつに組み込まれてしまった。世界は血でつながっている。親から、親の親から、ずっとつながって身体の中に流れる血。けれどその血はいつもずっと流れつづけ、入れ替わりつづけている。足元さえ見えない暗闇で自分を見失いさまよっている人がいたら、これを読むといい。
一人で生まれて、一人で生きているなんて思うなよ、って。

久田かおりさん(精文館書店中島新町店)

秋生のバカなところ、まっすぐなところがたまらなく愛おしい。
じいちゃんの死の謎から始まる青春の日々。家族や国、戦争という歴史もふくんで壮大で複雑。でも秋生とともに一気に駆け抜けました。圧倒的な熱量で迫ってくる物語。

川俣めぐみさん(紀伊國屋書店横浜店)

台湾の古い映画を観た時のような路(ルー)の古びてごみごみした光景や、にぎやかな音、そして悪臭が漂ってきているような感覚をおぼえ、大切なものがそこにある気がしました。

三瓶ひとみさん(丸善丸の内本店)

百田尚樹さんの『錨を上げよ』を読んだ時に感じた大きな時代のうねりのようなものを、この作品を読んだときにも強く感じました。その場その場で流されているようでもあり、けれど自分の中の、もっと強い何かに突き動かされているようでもあり。
その大きなうねりが、今この時代にも来ているのではないだろうか?そう感じました。

安田有希さん(紀伊國屋書店横浜みなとみらい店)

すごく面白かったです。主人公はもちろん、登場人物たちの汗の匂いまで感じるような話を読んで行くに連れ、気が付くとどっぷりとその世界に浸かっていました。戦争と国と時代、その人に流れる血に翻弄されながらも、しかと生きていく人たちの凄みを感じずにはいられなかった。

鍋倉仁さん(戸田書店仕入部)

初めて東山さんの作品を読みました。なぜ今まで読まなかったのだろう、と思いました。
読み終えたあと、私の中で何かがざわめくのを感じました。

岩井亜里沙さん(有隣堂グランデュオ蒲田店)

かつての台湾、そこに生きる若者たちの物語。歴史、国家、そういう大きいものは自分とは無関係である。そう思い込んでいた、思おうとしていた自分を消し去る一冊。

大西建文さん(あおい書店川崎駅前店)

台湾旅行が大人気の昨今、私たち日本人は意外な程にこの国の歴史を知らないまま過ごしている。著者はそんな私たちにこの作品を突き刺してきた。

藤村結香さん(宮脇書店本店)

壮大な物語を読まされた気分。読ませてもらったというのが正しいのだけれど、映像のようにあれよあれよという間に読み進めてしまった。その場に自分がいたみたいでした。

寺田結美さん(谷島屋イオンモール浜松志都呂店)

この抑えがたい衝動はどこから来るのだろう。血がそうさせるのか? はたまた時代か?疾走感がたまらない傑作です。
近頃はこういう作品はなかなか生まれにくい時代なのではないかと思います。そんな中、こういう作品を書いてくれる作家がいて、出版してくれる出版社があるのはなんだか嬉しく感じました。

大宮和子さん(浅野書店)

東山彰良さんの現時点での到達点ではないでしょうか。青春小説の傑作。友人に薦めたいです。かっこ悪いけどかっこいいとは、まさにこのこと!

河井洋平さん(紀伊國屋書店玉川髙島屋店)

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