夫のちんぽが入らない
こだま同じアパートに暮らす先輩と交際を始めた“私”。だが始めて交わろうとした夜、衝撃が走る。彼の性器が全く入らないのだ。その後も「入らない」一方で、二人は精神的な結びつきを強め、夫婦に。いつか入るという切ない願いの行方は──。「普通」という呪いに苦しみ続けた女性の、いじらしいほど正直な愛と性の物語。
購入するこだま
主婦。2017年1月、実話を元にした私小説『夫のちんぽが入らない』(扶桑社)でデビュー。たちまちベストセラーとなり、「Yahoo!検索大賞2017」小説部門賞受賞。同作は漫画化(ヤンマガKCより発売中)され、連続ドラマ化(2019年Netflix・FODで配信予定)も決定し話題に。二作目のエッセイ『ここは、おしまいの地』(太田出版)で第34回講談社エッセイ賞受賞。現在、「Quick Japan」、webマガジン「キノノキ」で連載中。
各界より絶賛の声!
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不器用で正直すぎる女性の、半生をかけた「生きづらさ」レポート。それにしても、愛と性が別なものだとわかってしまった時代のカップルは難儀なものだ。
上野千鶴子(社会学者)
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できない、それだけなのに傷つけられる。ちんぽだけじゃない、人生できないことの方が多いのに。
おかざき真里(漫画家)
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普通の夫婦なんていない。
他人から見ればきっと皆どこかおかしい。
だからこそオリジナルの夫婦の形、愛の形を作り楽しむべきだ。
この夫婦には素晴らしい絆があり、私は大ファンになりました!
小池栄子(女優)
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痛くて、苦しくて、かっこ悪くて。でもどうしてだろう、すごく美しいのだ。この人生も、この夫婦の形も。
岸本佐知子(翻訳家)
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まっすぐ歩けないから回り道。 でも回り道が一番の近道だったと気づく時がくる。 それがくるまで歩き続ける。 その歩幅を広げてくれる一冊。
麒麟・川島明(芸人)
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終わることのない痛みに震えながら、それでも一気に読んでしまった。少しずつ明るくなっていく空のもと、ふたりが見つけた「つながり」が現れる。
今日マチ子(漫画家)
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実は本編で一番好きなのは「大仁田こそ流血すべき」のくだり。 次はこの部分を歌にしたい。
cero・髙城晶平(ミュージシャン)
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作者が返り血を浴びているような小説しか読みたくない。 だから最近はこだまさんの作品ばかり読んでいる。
燃え殻(作家)
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読後、潔いタイトルが心に染みわたる。 誠実で切実で普遍的な、後世に残る夫婦の物語の名作! 僕はそう思います。
三浦大輔(劇作家、映画監督)
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一生に一度しか書けない文章っていうのがあって、 これはまさにそれなんだけど、 それを書いちゃったら終わりかっていうと、 書いたら次も書ける。 びびって書かない人は、 ずっと何も書けない。 (Twitterより引用)
雨宮まみ(ライター、エッセイスト)
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僕たち夫婦も、こだまさんと同じように子供がいません。 子供がいないからこそ、二人が向き合うことができるので、 いまではいなくてよかったと思っています。
写真家だった妻は、いまは映画をつくっています。 僕はぼちぼち文章を書いています。 お互い死ぬまで、表現することに携わりながら、 好きなように生きていきたいと思っています。 この本を読んで、さらにその気持ちを強くしました。末井昭(エッセイスト、編集者)