講談社文庫

第1作『検屍官』

ミステリー界に「法医学」ブームを起こした150万部のベストセラー

襲われた女性たちは皆、残虐な姿で辱められ、締め殺されていた。バージニア州都リッチモンドに荒れ狂った連続殺人に、全市が震え上がっていた。犯人検挙どころか、警察は振り回されっ放しなのだ。最新の技術を駆使して捜査に加わっている美人検屍官ケイにも魔の手が──。MWA処女作大賞

訳:相原真理子
発行年月日:1992/01/15

第2作『証拠死体』

なぜ被害者は加害者を家に入れたのか?シリーズ化を決定づけた、遺体が語る真実

残された傷痕は、美人の売れっ子作家ベリル・マディソンが必死で抗い、命乞いをしながら死んでいったことを物語っていた。殺人犯の待つリッチモンドへ、なぜ彼女は帰っていったのか、なぜ犯人のためにドアを開けたのか、そしてなぜ、殺される運命にあったのか──。

訳:相原真理子
発行年月日:1992/07/15

第3作『遺留品』

連続アベック殺人か、プロの仕業か。政界の大物も巻き込んだ少女の涙

虐殺されてゆく恋人の血まみれの姿を眼前に見せつけられたあげく、命を奪われた少女。その母親は次期副大統領候補と見なされている政界の大物だった。2人の殺害は最近起こっている連続アベック殺人のひとつなのか? 殺人訓練を受けているCIA内の変質者のしわざなのか? 検屍官ケイの苦闘はつづく。

訳:相原真理子
発行年月日:1993/01/15

第4作『真犯人』

死んだはずの殺人犯の怨念が新たな殺人を?

私を殺してもけだものは死なない。そう書き遺して黒人死刑囚ロニー・ジョー・ワデルは電気椅子に座った。果たしてその夜から起きた連続殺人事件現場からは、ワデルの指紋が発見された。被害者の13歳の少年、女性霊能者、検屍局主任を殺した真犯人は誰か。そして今、ケイの身辺にも陰湿な罠が!

訳:相原真理子
発行年月日:1993/12/15

第5作『死体農場』

子どもを自宅から連れ去った極悪犯とは?

教会からの帰途、11歳のエミリーを何者かが尾行し、自宅のベッドから連れ出して殺害した。死体の内腿と胸の上部及び肩の肉は切りとられていた。極秘の研究所「死体農場(ボディ・ファーム)」の協力のもと、ケイと殺人課刑事マリーノの、極悪犯に対する凄絶な死闘が始まった。

訳:相原真理子
発行年月日:1994/12/15

第6作『私刑』

連続殺人鬼との対決。スカーペッタ危うし!

凍てつくような冬のニューヨーク。ひらひらと雪の舞うセントラルパークで名もなき女が無惨な死体で発見される。恐怖の殺人鬼ゴールトが遂にその姿を現わす。スカーペッタ、マリーノ警部、ベントン捜査官の必死の追跡が続く。やがて明らかにされるゴールトのおぞましい過去。戦慄のクライマックス!

訳:相原真理子
発行年月日:1995/12/15

第7作『死因』

今度の相手は狂信的カルト教団!

潜水禁止地域の川で発見されたジャーナリストの変死体。溺死か、他殺か? ダイビングの目的は? 男の背後を探るうちに浮かびあがってくる狂信的カルト教団の影。やがて、全米を震撼させる事件が勃発する。天才プログラマー・ルーシーの力を得て、スカーペッタは巨大な陰謀に立ちむかう。

訳:相原真理子
発行年月日:1996/12/15

第8作『接触』

死のドクターがスカーペッタに挑戦状

秋の午後の柔らかな光の中で肉は不自然なほど青白く見えた。ゴミ廃棄場で発見された胴体だけの死体。最近、バージニアで連続している猟奇殺人か。その夜、スカーペッタに被害者の切断された手足が写った電子メールが届く。発信人の名は、deadoc〈死のドクター〉。犯人が試みた恐るべき殺戮の手段とは!?

訳:相原真理子
発行年月日:1997/12/15

第9作『業火』

何万ドルもする馬たちを焼き殺したのは……

電話はマリーノからだった。昨晩、農場で火災があり、何万ドルもする馬が20頭焼け死んだという。バスルームで発見された身元不明の死体の顔には、無数の傷が。自殺か、事故か、放火か? それはスカーペッタを襲う身も凍る惨劇の前触れだった。事件の背後にちらつく脱走犯キャリーの影。検屍官シリーズ最大の危機!

訳:相原真理子
発行年月日:1998/12/15

第10作『警告』

連続殺人の謎を追ってパリへ飛んだスカーペッタ!

リッチモンド港で降ろされたばかりのコンテナから、男の腐乱死体が発見された。遺体に付着していた奇妙なうすい金色の毛。そばの箱には、蛍光インクで「よい旅を、狼男」とフランス語で記されていた。インターポールに問い合わせが必要な密航者の事件だった。スカーペッタがパリへ飛ぶ!

訳:相原真理子
発行年月日:1999/12/15

第11作『審問』

スカーペッタに殺人容疑!

悪夢のような〈狼男〉の家宅侵入事件から24時間。危うく命を落としかけたスカーペッタは、友人の精神科医の家に身を隠す。が、追い討ちをかけるように彼女に殺人疑惑がふりかかる。〈狼男〉の魔手から辛くも逃れた彼女を待ちうける、さらに過酷な試練。遂に検屍局長を辞任か?

訳:相原真理子
発行年月日:2000/12/15

第12作『黒蠅』

バージニアを離れ新天地を求めた彼女。だが悪夢は終わってはいなかった

検屍局長辞任から数年後、フロリダに居を移したスカーペッタに、死刑囚となった〈狼男〉から手紙が届く。「あなたが死刑を執行してくれ。さもなければ、また何人もが命を落とす」。時を同じくしてルイジアナで女性ばかり10人もの連続誘拐殺人事件が発生。意を決し、死刑囚監房を訪れたスカーペッタに、〈狼男〉が告げた衝撃の事実とは?

訳:相原真理子
発行年月日:2003/12/15

第13作『痕跡』

古巣へ戻ったスカーペッタに難事件が立ちふさがる

スカーペッタは、死因不明の少女の遺体を調べるため、5年ぶりにリッチモンドの地を踏んだ。そこでは事件へのFBIの関与が明らかになる一方、かつてケイが局長として統率した検屍局が、無残にも破壊されつつあった。死んだ少女の口中にあった物質が、まったく別の遺体からも採取され、事件の様相は一変。ルーシーにも何者かの影が迫る!

訳:相原真理子
発行年月日:2000/12/15

第14作『神の手』

検屍官スカーペッタvs.IQ150 超人的シリアル・キラー

元FBI心理分析官ベントンは、収監中の殺人犯と対峙していた。面談のなかで未解決事件の手がかりを得た彼に、惨殺死体発見の知らせが届く。遺体に残された赤い手形は何を意味するのか? ベントンは恋人の検屍官スカーペッタに連絡をとる。捜査が進展しない一方で、二人の信頼関係に重大な危機が。固い絆を引き裂く"許されざる裏切り"とは何か?

訳:相原真理子
発行年月日:2005/12/15

第15作『異邦人』

旅先で惨殺された女子テニスプレイヤーから検出された、忌まわしい「砂」……

全米女子テニス界のスタープレイヤーが休暇先のローマで惨殺された。遺体はひどく傷つけられ、くり抜かれた眼窩には砂が詰め込まれていた。イタリア政府から依頼を受けたスカーペッタは、ベントンと共に、「砂男」の行方を追う。一方、長年にわたって彼女の仕事を補佐してきたマリーノとの間には決定的齟齬が。検屍官イン・ローマ。

訳:相原真理子
発行年月日:2007/12/26

第16作『スカーペッタ』

恋人殺しの嫌疑がかかる青年がスカーペッタを逆指名

夫のベントンと共に活躍の場をニューヨークに移したスカーペッタ。そこに恋人殺しの嫌疑がかかった、一面識もない青年・オスカーからの指名が来る。「僕は殺していない。自分の理解者にしか話はしない」。妄想に怯えるオスカーとの絆を保とうとするケイ。被害者のパソコンから犯人像を絞り込むルーシー。叩き上げの現場勘で証拠を拾うマリーノ。ゴシップサイトの中傷に晒され、軋んだ人間関係を超えて、それぞれの追跡ルートが異様な連続殺人の真相へと連なっていく。デビュー20年で到達したミステリーの頂点。

訳:池田真紀子
発行年月日:2009/12/24

第17作『スカーペッタ 核心』

スカーペッタに届いた戦慄のクリスマスプレゼント

クリスマス直前。有名美人投資家の失踪事件と、セントラルパークで発見された若い女性遺体のニュースがマスコミを賑わせていた。スカーペッタはNY検屍局の仕事のかたわら、CNNの法医学解説者としてテレビに出演。放送終了後、自宅アパートで彼女を待っていたのは、送り主不明の不審な小包だった。スカーペッタが検屍した女性遺体は異様な状況を物語っていた。彼女が着けていた謎の腕時計は何なのか。行方不明のハンナの周囲には怪しい人物がうごめいていた。倒錯趣味の映画俳優は何を知っているのか。複雑に絡みあう不可解な出来事。そして浮かび上がる驚愕の全貌。

訳:池田真紀子
発行年月日:2010/12/15

第18作『変死体』

白昼の不可解な死! 若者は、生きたままモルグに安置されたのか

スカーペッタが責任者に就任した法病理学センターがある街で、犬と散歩中だった若者が心臓発作で倒れ、死亡が確認された。だが、外傷のなかった遺体から、翌日、大量に流血していることがわかった。それは彼が生きたままモルグの冷蔵室に入れられたことを意味していた! ──この作品はフィクションではありますが、SF(サイエンスフィクション)ではありません。登場する最新の医学/法医学のプロセスやそのほかの科学技術、武器などは、いずれも明日にも実現しようとしているものばかりです。なかには、深い不安をかき立てるものもあるでしょう。それでも、決して遠い現実ではないのです。(パトリシア・コーンウェル)

訳:池田真紀子
発行年月日:2011/12/15

第19作『血霧』

今度の舞台は女子刑務所! 最新技術を失ったスカーペッタは?

殺人鬼ドーン・キンケイドを産んだキャスリーン・ローラーに会うために、スカーペッタはサヴァンナの女子刑務所を訪れる。実はその面会を仕組んだのは、姪のルーシーと別れたジェイミー・バーガーだった。弁護士となって9年前の一家惨殺事件の再審を目指す彼女は、再鑑定でドーンのDNAが見つかったという。ドーンが収容施設を移ったとの情報を怪訝に思う矢先、女子刑務所内での急死者が出現、スカーペッタは再び刑務所に駆けつけるが……。複雑に縺れ合う過去と現在。スカーペッタは解決の糸口を見つけられるのか?

訳:池田真紀子
発行年月日:2012/12/14

第20作『死層』

謎の画像メールから始まった連続猟奇殺人事件。
それは恐るべき「死のゲーム」だった!

スカーペッタのもとに、カナダの化石発掘現場で撮影したと思しき、匿名の画像メールが届いた。そこにはなんと、耳の断片が映っていた。これは殺人事件なのか? 謎が深まるなか、今度はボストン湾内で女性の変死体が発見される。そして、その被害者はマリーノのツイッター交信相手だった。彼女とは、いったいどのような関わりがあったのか? マリーノは疑惑の目で見られ、窮地に陥る。「マリーノは罠に嵌められた」と直感するスカーペッタ。しかし、じつは彼女自身の身辺にも不可思議なことが起きていた──。

訳:池田真紀子
発行年月日:2013/12/20

第21作『儀式』

遺体に「儀式」を施す殺人鬼の狂気。
殺意と陰謀うごめく怪事件の真相。

マサチューセッツ工科大で発生した女子大学院生変死事件。奇妙なことに、遺体には粉末状の蛍光物質が撒かれていた。ケイの夫ベントンは、ワシントン連続殺人事件の同一犯が施した「儀式」の痕とにらむが……。

訳:池田真紀子
発行年月日:2014/12/25

第22作『標的』

スカーペッタを襲う復讐の凶弾

それは、十三年の歳月を経た復讐劇の幕開けだった。スカーペッタを待ち受ける驚愕の真相。それを知った時、暗殺者の凶弾が放たれた! 第22作にしてコーンウェルが仕掛けたシリーズ史上最大級のサプライズ。

訳:池田真紀子
発行年月日:2015/12/21

第23作『邪悪』

史上最も凶悪な犯罪者の執拗な魔の手が迫る!
理智と狂気の終わりなき戦い。

ハリウッド大物の娘の死を警察は事故と判断するがスカーペッタは疑念を抱く。彼女だけにわかるよう証拠を残しているかのような現場だった。背後の秘密を明らかにしていく一方、愛する姪のルーシーの身に様々な危険が迫る。

訳:池田真紀子
発行年月日:2016/12/15

第24作『烙印』

世界累計1億冊を売る史上最強の女性作家
渾身の大団円。

ボストン郊外の静かな夕暮れ、チャールズ川沿いに自転車を走らせていた、26歳のエリサ・ヴァンダースティールの死体があたかも雷に打たれたかのような状態で発見された。検屍局長ケイ・スカーペッタはこれが神の偶然の行為ではないことを事件現場で直観し、何の痕跡もない謎の感電死の真相に迫ろうとする!

訳:池田真紀子
発行年月日:2018/12/14

第25作『禍根』

『検屍官』シリーズ5年ぶり最新邦訳。

ヴァージニア州検屍局長に復帰したスカーペッタは怠慢な前任者の後始末を押しつけられ、妨害や敵意にもさらされていた。女性が頸動脈と両手首を切断、殺害される事件が発生。被害者はマリーノとドロシーが結婚して暮らす新居の隣人だった。遺体の近くの線路に置かれていた一セント硬貨は何を意味するのか。

訳:池田真紀子
発行年月日:2023/12/15

プロフィール

プロフィール

Patricia Cornwell パトリシア・コーンウェル

マイアミ生まれ。警察記者、検屍局のコンピューター・アナリストを経て、1990年『検屍官』で小説家デビュー。1990年代のミステリー界最大のベストセラーとなる。そのほかの作品に、正義感あふれる女性警察署長とその部下たちとの活躍を描いた『スズメバチの巣』『サザンクロス』『女性署長ハマー』、未解決事件に科学捜査で挑む『捜査官ガラーノ』シリーズ、切り裂きジャックの正体に迫ったノンフィクション『真相』など。

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