Q. 夫との家計の分担に悩んでいます。二人とも同じ程度の収入があるので、財布はいつも別、外食は割り勘を基本としていました。ただ、たまたま2、3回お金を渡すのを忘れたら、「おごってやったのにご馳走様の一言もない!!」とキレられました。でも、私は払うつもりで忘れてしまっただけなので、“おごってやった”と言われる筋合いはないと思い、ケンカになりました。現金な話で恐縮ですが、夫婦のお金の扱いはどうするのがいいのでしょう。
(30代 女性 ヨーコ・ハマ)

A. ヨーコ・ハマさん、夫婦となり、生活を共にしている家族に対して、常に「おごってやった」意識があるのは如何なものかと私も思います。しかし実際に「自分の財布」からお金を出しているのですから、どうしてもそのような意識が出てしまうかと思います。かつて私の知人が、収入が全く同じ人と結婚し、離婚したとき、会計は別にしていたが外食の支払いは全部自分がしていたため、離婚時の貯蓄に大きな開きがあったことを心から嘆いていました。ご主人にもそうした知人がおられたのかもしれませんね。
 そこで提案です。夫婦募金を入れるための第三の財布を作ってみてはいかがでしょう。毎月お互いに定額をその財布に「つみたて募金」し、なんらかの余裕ができた方がその都度そこに募金して、お金を第三の財布に貯めていくのです。共通の出費はそこから支払うようにすれば、決して「おごってやった」意識は芽生えず、むしろ互いに奉仕する意識が生まれるでしょう。夫婦二人で少し贅沢をしたつもりで、そのお金を実際にボランティア団体等に寄付をするなど、夫婦のレベルアップも期待できます。

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