浜村渚の計算ノート
青柳碧人
600
警視庁の最終兵器は
天才数学少女。
天才数学者・高木源一郎によるテロ活動。彼の作った教育ソフトで学んだほとんどの日本人は予備催眠を受けており命令次第で殺人者にもなりうるのだ。対抗する警視庁の最終兵器は1人の天才女子中学生だった!
藪の中
芥川龍之介
390
「羅生門」「地獄変」「蜘蛛の糸」など、
名作を収録。
わたしが搦め取った男でございますか? これは確かに多襄丸(たじょうまる)と云う、名高い盗人でございます——。藪の中で胸もとを刺された男の死骸が見つかった。殺したのは誰なのか。「藪の中」他、芥川の名作、六編を収録。
新装版苦海浄土(くがいじょうど)わが水俣病
石牟礼道子
690
今、ふたたび注目を浴びる
〈いのちの文学〉。
30年以上にわたり読み継がれてきた、水俣病患者と家族たちの壮絶かつ清冽な記録。極限状況にあっても輝きを失わない人間の尊厳を訴える。いまなお強く心に響く人々の声——〈いのちの文学〉の新装版。
獣の奏者Ⅰ闘蛇編
上橋菜穂子
629
この広大な
世界の目撃者たれ。
リョザ神王国、闘蛇村に暮らす少女エリン。獣ノ医術師を目指し、聖なる獣・王獣を操る術を見出してしまったエリンは王国の命運を左右する存在に——。各界で話題騒然! 傑作ファンタジー巨編、ついに文庫化。
下流志向学ばない子どもたち 働かない若者たち
内田 樹
530
ウチダ先生の
目からウロコの
教育論。
なぜ日本の子どもたちは勉強を、若者は仕事をしなくなったのか。「自己決定論」はどこが間違い? 数々の疑問を鮮やかに解き明かす、目からウロコの教育論。日本中の親、教師達を震撼させたベストセラー。
考える技術
大前研一
600
ビジネスマン必読の
大ベストセラー。
これまでの原則が通じない経済状況の中、ビジネスマンに求められるのが「考える技術」だ。論理的思考法、アイデアの生み出し方、先見性を磨く術等々。「思考力格差」の時代を生き抜く、大前流知的パワーアップ法。
窓ぎわのトットちゃん新組版
黒柳徹子
760
世界中で
読み継がれる感動作。
「きみは、本当は、いい子なんだよ」。トモエ学園のユニークな教育とそこに学ぶトットちゃんと子供たちを描いた感動の名作。シリーズ累計800万部。戦後70年を機に、字が大きくなり絵も美しくなった新組版を刊行!
だれも知らない小さな国コロボックル物語1
佐藤さとる
590
250万人が愛した、
日本の小人(コロボックル)の物語、復刊!
つばきが咲き、美しい泉が湧き出る「ぼくの小山」。ここは、コロボックルと呼ばれる小人の伝説がある山だった。ある日、小指ほどしかない小さな人たちがぼくに向かって手を振った。日本初・本格的ファンタジーの傑作。
図書館の魔女第一巻
高田大介
680
剣でも魔法でもない、
少女は“言葉”で
世界を拓く。
鍛冶の里に生まれ育った少年キリヒトは、王宮の命により、史上最古の図書館に暮らす「高い塔の魔女(ソルシエール)」マツリカに仕えることになる。しかし、「魔女」と恐れられる彼女は、自分の声を持たないうら若き少女だった。
図書館の魔女第二巻
高田大介
780
原稿用紙3000枚の
超弩級異世界
ファンタジー。
図書館のある一ノ谷は、隣接する大国ニザマの剝き出しの覇権意識により、重大な危機に晒されていた。マツリカ率いる図書館は軍縮を提案するも、ニザマ側は一ノ谷政界を混乱させるべく重鎮政治家に刺客を放つ。
すらすら読める方丈記
中野孝次
520
本当の安心が
ここにある!
時代を超えて読まれてきた鴨長明の名作が、総ルビつき原文と中野孝次による洞察に満ちた現代語訳、そして真摯な解説で蘇る。大地震、大飢饉など途方もない災害を体験した果てに辿りついた「本当の安心」が心に沁みる。
悪と仮面のルール
中村文則
660
すべては彼女の
幸せのために。
邪の家系を断ちきり、少女を守るために。少年は父の殺害を決意する。大人になった彼は顔を変え他人の身分を手に入れて、動き出す。そして彼の前に過去の事件を追う刑事が現れる。本質的な悪、その連鎖とは。
猫にかまけて
町田 康
560
写真と文章で綴る、
猫たちとの暮らし。
縁あって共に暮らした、ちょっと面白い奴ら——4頭の猫たち。手を焼かされ、言い負かされ、それでもいつも一緒にいた。写真と文章で綴る、愛する猫たちと過ごした日々、そして別れ。未発表写真も多数収録。
カラスの教科書
松原 始
720
読めば、
イメージ変わるよ。
ゴミを漁り、不吉を連想させ、忌み嫌われがちなカラス。しかし、その生態は驚くことばかり。「カラスは人間を識別できるか」「東京にカラスが多い理由は」等々、気鋭の動物行動学者が謎めいた愛すべき存在に迫る。
真贋
吉本隆明
495
突き詰められた思考が
生んだ、軽妙かつ深遠な語り。
「小説や詩を読むことで心が豊かになると妄信的に信じている人がいたら、ちょっと危いと思います」——いま、「考える」とは。突き詰められた思考の果てにうまれた、著者の軽妙かつ深遠な語りを堪能できる1冊。