講談社文庫

シスリー姉さんの月光相談室 あなたの悩みに答えます

───花粉症だけど花見を楽しみたい!

q. そろそろ花粉を感じています。私は重度の花粉症で、目もかゆいし鼻もぐずぐずします。
 でもお花見がしたいのです! 友人たちと桜の下でお酒やご飯を楽しみたいのです! そろそろ桜も咲き始めるし、お花見シーズンがやってくると思うとそわそわします。だけど鼻炎薬を飲むと眠くなるし、かといってマスクをしたままではお酒も飲めないし悲しいです。花粉症は治らないと言いますし、私にはもうお花見をする資格さえないのでしょうか……。   (30代 男性 くるみ割り人形)

a. くるみ割り人形さん、重度の花粉症がある中で迎える春、憂鬱ですね。お花見にそんなに憧れているのに、「資格さえない」なんて思ってしまうとは、切なすぎます。なんとか工夫してお花見ができるといいですね。要するに、アレルゲンの花粉をシャットアウトすれば快適に過ごせるわけですから、宇宙服のようにすっぽりと外界から遮断できるものを着用すればいいのですよ。お手製宇宙服をゆったりと拵えて、腰あたりに設置したお酒からストローを口元まで伸ばし、いつでも飲めるようにするといいでしょう。まるで地球外から眺めているようで楽しくなりますよ。
 あるいは、VRゴーグル等を用いて花見の場面を室内でヴァーチャル体験することもお勧めです。

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シスリー姉さん
シスリー姉さん
東直子氏の小説『らいほうさんの場所』(講談社文庫)の主人公志津が、占い師として名乗る名前。作品中でシスリー姉さんこと志津は、「生まれ月別運勢占い」をweb上で毎週更新している。自分の心の内側からふいに浮かんでくる言葉で悩み事に答えるのが、シスリー姉さん流
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