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『ネタ元』堂場瞬一

『ネタ元』『ネタ元』堂場瞬一

  • PROFILE
    堂場瞬一 (どうば・しゅんいち)

    1963年茨城県生まれ。2000年、『8年』で第13回小説すばる新人賞受賞。警察小説、スポーツ小説など多彩なジャンルで意欲的に作品を発表し続けている。著書に「刑事・鳴沢了」「警視庁失踪課・高城賢吾」「警視庁追跡捜査係」「アナザーフェイス」「刑事の挑戦・一之瀬拓真」「捜査一課・澤村慶司」「ラストライン」などのシリーズ作品のほか、『八月からの手紙』『傷』『誤断』『黄金の時』『Killers』『社長室の冬』『バビロンの秘文字』(上・下)『犬の報酬』『絶望の歌を唄え』『砂の家』『ネタ元』『動乱の刑事』『宴の前』『帰還』『凍結捜査』『決断の刻』など多数。2014年8月に刊行された『壊れる心 警視庁犯罪被害者支援課』は、本作へと続く人気文庫書下ろしシリーズとなっている。

文庫書き下ろし人気シリーズ

◆警視庁犯罪被害者支援課◆
事件は、犯人逮捕だけでは終わらない。
被害者支援──残された者、その後を生きる者たちの心を描く、圧倒的な人間ドラマ。
最新刊
    • 『空白の家族 警視庁犯罪被害者支援課 7』堂場瞬一
    • 空白の家族警視庁犯罪被害者支援課7

      人気子役の誘拐事件発生!
      しかし、父親は詐欺事件の
      首謀者だった因縁の男--
      “壊れてしまった家族”に支援は届くのか?
      人気子役の少女が誘拐され、支援のため状況把握に動き出した村野。程なく少女の父親が、大規模な未公開株詐欺事件で有罪となった男だと知る。犯人の正体が掴めずに焦れる村野だったが、別途支援要請を受けた火災による不審死に、誘拐との奇妙な接点を見出す。二つの事件が錯綜する圧巻の最新作!

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    1. 『不信の鎖 警視庁犯罪被害者支援課6』堂場瞬一
    2. 不信の鎖 警視庁犯罪被害者支援課6

      ブラック企業として知られるハウスメーカー社長の娘が殺害された、2年前の事件。意外な犯人の自供で捜査が急展開するなか、怒りを爆発させる被害者の父・大崎と村野は再度向き合う。執拗に取材を続ける記者と部下の不審な接触。悪名高き男は守られるべきか?
      疑念が支援課の根幹を揺さぶる。  <文庫書下ろし>

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    1. 『影の守護者 警視庁犯罪被害者支援課5』堂場瞬一
    2. 影の守護者 警視庁犯罪被害者支援課5

      警察官射殺事件 男たちは何を守るのか!

      北多摩団地交番で警察官が射殺された。被害者は益田護。身内を狙った事件に、所轄はもとより支援課にも出動要請が掛かる。遺族に面会する村野だが、その息子・智樹は捜査一課の刑事だった。その最中、事件に使用された拳銃が五年前の交番襲撃事件で奪われたものだと判明する。自らの手で犯人逮捕をと息巻く智樹に、村野は2人だけの秘密捜査を提案する。

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インタビューバナー

著者インタビュー

影の守護者 警視庁犯罪被害者支援課5

自力で立ち上がろうとする被害者の姿を
描いてみたかった。

毎年8月の風物詩ともいえる人気警察小説「警視庁犯罪被害者支援課」シリーズ。
その第5弾となる『影の守護者』がいよいよ刊行される。
交番襲撃による警察官射殺事件、さらには5年前に起こった拳銃強奪事件という、事件の先鋭化、物語構造の重層化を意識した本作だが、どのような思いからこの作品を描いたのだろうか――。

――支援課シリーズ第5弾となる本作では、これまでの作品とひと味違うように感じました。まず、驚くのは被害者が警察官であること。この大胆なアイデアは、どのように着想されたのでしょうか?

堂場 私の頭の中には「未解決事件のデータベース」があるんです。その中で1992年かな、東村山市で起きた交番襲撃・拳銃強奪事件がずっと気になっていたんです。それが今回の着想の根本にありました。

――今年、富山でも交番が襲撃されて拳銃を奪われる事件がありましたが。

堂場 たしか6月でした。もちろん本作は、それよりもずっと前に原稿を書き上げ、すでにゲラの確認も終わっていたんですが、正直、嫌な気分になりましたね。私が小説に描いたことが、後に現実の事件として起こるようなことがたびたびあって……。だから災害だけは描かないようにしようと思っています。

――そういえば「支援課シリーズ」の4作目『身代わりの空』は富山が舞台ですね。

堂場 ただの偶然ですよ。そこまで言われたら何も書けなくなってしまう(笑)。

――これまでこのシリーズは「女性的な物語」という視点から描かれることが多かったと思います。今作では、被害者遺族である息子の益田智樹という人物も捜査一課の刑事で<父と子>という「男性的な物語」になっているように感じました。

堂場 そうですね。今作では<父と子>という関係を描いてみたいという思いがありました。父親を犯罪で奪われたことによって、息子は<父と子>という絆を中途半端な形で切断されてしまうわけです。しかも息子もまた警察官である。敵討ちではないですが、当然、自分の手で犯人を……と思うものだろうと考えました。
被害者としての悲しみとともに、その気持ちから先に進むために、息子は自らが捜査に参加したいと考える。もちろんデリケートな捜査ですから、捜査一課はこの事件の捜査から智樹を外すわけですが、それでも彼は自分ひとりで捜査を進めようとする。その過程の中に、今作では「自力で立ち上がろうとする被害者の姿」を描いてみたいと思ったんです。だから、支援課の村野も、この捜査には一歩下がっています。智樹を横で支えるという感じで。

――堂場さんは、翻訳ミステリの読み手としても知られていますが、<父と子>という物語の中に、アメリカの小説の影響があったのかなと想像しましたが。

堂場 それはちょっと違うかな。今、アメリカで書かれる<父と子>の物語は、ステップ・ファーザーが出てきて……といったような、もっと複雑な関係性になっているんですね。アメリカのほうが「家族」というものが日本よりも複雑化しているのだと思います。この作品では、もっとシンプルに<父と子>という繋がりを描きたいと思っていました。

現代日本の原風景はどこにあるのか!?

――もうひとつ、今作を読みながら圧倒的なスピードを感じました。次々に場面が展開し、新たな物語へと進んでいくような。なにか文体や構造に工夫されたのでしょうか?

堂場 とくに文体を変えるようなことはなかったんですが……。今回は、これまでこのシリーズではあまり書かなかった、カーチェイスといった追跡シーン、アクション場面を描いています。もしかしたら、それが読む人にそう感じさせているのかもしれませんね。

――たしかに、あのカーチェイスの場面はとても緊張感がありました。

堂場 ありがとうございます。でも、次にこういった追跡シーンが出てくるのは、3年後くらいかなと思っています(笑)。

――3年後だと……第8巻ですか!

堂場 同じシリーズでも、それぞれの作品で毎回、試行錯誤をしていますから(笑)。

――この作品は、まず多摩地区の交番が襲われるところから始まります。さらに捜査の中で群馬に行ったり、千葉県の野田市にも行ったりしていて。東京……いわゆる23区ではなく、その郊外を舞台に物語が展開していますが、これは意図的なものですか。

堂場 どの土地を舞台にするかというのは、とくに限定的に意識しているわけではないんです。これらの地域は、物語の流れの中で出てきた土地ですね。ただ23区といったいわゆる都市と地方、その間の場所というか、ちょうど淡水と海水が混じり合う汽水域のような場所、いわゆる郊外と呼ばれるわけですが、こういった都市の周縁域にこそ、現代日本の原風景があるように感じるんです。

――物語の生まれる場所ということでしょうか。

堂場 そういう言い方もできるのかもしれません。先ほどのカーチェイスなども国道16号で起こります。国道16号は横須賀から横浜、多摩地区から八王子、さらに埼玉の入間、大宮を通って、千葉の野田を抜けて千葉市へと、まさに都心部周縁の道路です。これが私にはティピカルな原風景のように感じるんですよ。

小説は人間のものだから

――7月に刊行された単行本『焦土の刑事』では、戦中と戦後の時間を横断する形で、ある殺人事件を追い続ける刑事を描いています。作中の人物の行動や生活など、とても精緻に取材されているのではと思いましたが、小説の取材はどのようにされるのでしょうか。

堂場 『焦土の刑事』は苦労しました。戦時中といっても、この作品に出てくる人物たちは、その当時の<ミドルクラス>の人たちですよね。たとえば日本軍の中で命令を出す上層部、逆に戦地で戦っている人たちのことは資料があるのですが、国内にいて、ある意味、上からの命令と現場の間に生きていた人たちのことはなかなかわからなくて……。そういえば、原稿を書き上げる直前に、偶然、新しい資料を見つけて、それまで描いていたことを書き直した部分もありました。

――それはどのような?

堂場 『焦土の刑事』では作中、芝居というものが重要なモティーフになります。この芝居が検閲される部分です。当時、検閲の担当部署は内務省、特高、警察、とそれぞれに区分があったのですが、私は芝居の検閲は特高警察がやっていたと思っていたんです。しかし、これは警察の担当だった。早川書房から刊行されていた「悲劇喜劇」という雑誌の中で、戦時中、検閲をしていた警察官と劇団関係者の対談があることを知って、早川書房からその雑誌のコピーを送ってもらい、ようやく確認できた。もちろんその対談は、なかなかシビアなものでしたけど(笑)。警察は組織が都道府県ごとに分かれているから、当時、東京で上演した芝居を大阪でやろうと思ったら、また大阪府警の検閲が必要になったりと、そういう苦労があったそうです。

――ひどい話ですね。

堂場 そうですね。ただ、戦時中のことを調べれば調べるほど、たどり着く結論は、今の日本もそれほど変わらないなという思いです。当時、言論は明確に抑圧されていたわけですが、現代では誰かに気を使っているというか、これは言わない方がいいかなといった、それこそ忖度じゃないですけれど、明確な抑圧者がいないぶん、現代の日本のほうが問題の根は深いのかもしれません。

作中の人物像は、どこから!?

――時代背景もありますが、堂場さんの小説ではさまざまな土地も描かれます。この取材はどうしているのでしょうか?

堂場 やはり行くしかないんですよ。もちろん今はネットがあるから、ある程度のところまでは事前に知ることができますが、ネットではどうしてもわからないことがありますよね。

――それは、どのようなことでしょうか?

堂場 たとえば坂道の傾斜です。坂がきつくて上りながら汗をかいたかとか、道幅はどのくらいだったかとか、そういうことは実際に歩いてみなければわからないんです。

――それがリアリティーを生んでいる!

堂場 ただ、気をつけなければいけないこともあるんです。資料の読み込みや取材はていねいにするべきだと思います。でも、そこに引っ張られるとデータ至上主義に陥ってしまい、小説の中でもっとも大切な<人間>が空疎になってしまう。それだけは注意しています。

――支援課シリーズの主人公の村野という人物に、ふと堂場さんを重ね合わせて読んでしまうことがあるのですが、この人物像はどうやって描かれているのでしょうか?

堂場 意外ですね(笑)。私はむしろ村野と正反対の人間だと思っていますよ。どちらかというとディフェンダー体質で。ただ、私は小説を書くときに、具体的な誰かをイメージして書くということはしません。人によっては、実在の人物や俳優、女優をイメージして書くことがあるそうですが、私はむしろその逆で、誰かを連想する、連想させるような描き方はしない。やはり「自分のことは出さない」「経験を元にしない」「おしつけない」という3つがエンターテインメントの三原則だと思っています。

――この三原則、肝に銘じておきます!

堂場 とくに「支援課シリーズ」は、メッセージ性が強くなりやすい題材ですよね。だからこそ、多面的な見方をつねに意識して、意見や主張の押しつけにならないように気をつけています。

さらにパワーアップした「支援課シリーズ」。物語の展開の見事さはもちろん、今回、ラストには、村野を巻き込む裏切りともいえる大仕掛けまである。この圧倒的強度の物語をぜひ堪能してほしい!

取材・構成/講談社文庫出版部

    1. 『身代わりの空(上)警視庁犯罪被害者支援課4』堂場瞬一 『身代わりの空(下)警視庁犯罪被害者支援課4』堂場瞬一
    2. 身代わりの空(上) 警視庁犯罪被害者支援課4

      富山空港旅客機墜落事故。死者20名、負傷者多数。村野秋生たち被害者支援課も総動員された。遺族のケアに奔走する村野は、一人だけ身元がわからない死亡者がいると聞かされる。男の身許を調べる村野だが、事態は思わぬ方向へ進んでいく。男の名は本井忠介、それは毒殺事件の指名手配犯だった。

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      身代わりの空(下) 警視庁犯罪被害者支援課4

      旅客機事故で死亡した指名手配犯・本井忠介。その嫌疑に疑いをもった村野は、単独で事件を検証する。その捜査中、本井の関係者に新たな死者が出た。連鎖する殺人と15年前に起きた毒殺事件の記憶。錯迷する事件に失踪課・高城賢吾までが、村野に協力するが。闇の果てに浮かび上がる悪とは?

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    1. 『二度泣いた少女 警視庁犯罪被害者支援課3』堂場瞬一
    2. 二度泣いた少女 警視庁犯罪被害者支援課3

      少女の哀しみに、あなたも涙する

      支援員・村野秋生の電話から聞こえた被害者家族の名前に、隣席の松木優里は衝撃を受けた。青木那奈──それは支援課に赴任し初めて担当した少女の名だった。8年前に父が殺された少女が、義父の死体を発見した。こんなことが二度起こるのか? 義父の死に涙を見せない少女へ、疑惑の目は向けられてゆく。

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『二度泣いた少女 警視庁犯罪被害者支援課3』特別動画

    1. 『邪心 警視庁犯罪被害者支援課2』堂場瞬一
    2. 邪心 警視庁犯罪被害者支援課2

      諦めない。傷ついた被害者が癒えるまで

      女子学生から持ち込まれたリベンジポルノの被害相談。対処に迷った村野たち。初期支援の小さなためらいが、やがて大きな事件へとつながっていく。

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    1. 『壊れる心 警視庁犯罪被害者支援課』堂場瞬一
    2. 壊れる心 警視庁犯罪被害者支援課

      100の事件には、100通りの哀しみがある

      月曜日の朝、通学児童の列に暴走車が突っ込んだ。死傷者多数??????残された家族たち。多くの被害者を前に、支援課員たちの熱く優しい闘いが始まる。

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文庫で読める、好評既刊!

『ネタ元』堂場瞬一
ネタ元
夜討ち朝駆け、タレコミ、インターネット­­——真実は、どこだ

「爆発事故発生」。一年生記者・佐藤亜紀良は、深夜、ツイッターで奇妙なつぶやきを見つける。 しかし、消防と警察に電話しても、同僚に現地を見てもらっても、何も起きていないという。つぶやき は単なる悪戯なのか——
(「不拡散」)。五つの時代を舞台に、特ダネを追う新聞記者たちを描いた、著者渾身の短編集!

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『Killers(上)』堂場瞬一
『Killers(下)』堂場瞬一
Killers 上・下

渋谷に潜む殺人者――。
2020年、東京五輪に向けて再開発が進む渋谷区のアパートで、老人の他殺体が発見された。捜査の結果、その被害者はかつて名家の人間だったことが判明する。いったい、この男は何者なのか――。警察小説の旗手・堂場瞬一が「人が人を殺す」というテーマに向き合い書き上げた、記念碑的文芸巨編。

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『埋もれた牙』堂場瞬一
埋もれた牙

捜査一課から地元の武蔵野中央署へと転出した刑事・瀧靖春は、旧友の長崎から姪の恵が行方不明になっていると相談を受ける。市議会議員の選挙運動を手伝っていたという恵の足取りを追う中、瀧は過去に起きていた類似の事件に気づく。この街に巣くう闇とは!?

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『傷』堂場瞬一
警察 × 医療 × 報道 × 野球

人気プロ野球選手が膝の手術を担当した名医を刑事告発した! 成果に飢える若手刑事とアラサー女性記者のコンビが活躍するハイブリッド警察小説。

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『虹のふもと』堂場瞬一
虹のふもと

球界を代表する投手としてメジャーでも活躍した川井秀人。45歳になった今も、日本の独立リーグで現役を続けている。リーグの新構想としてハワイのチームに移籍することになった彼は、そこで娘の美利と再会する。若手選手やフロントとの軋轢の中、川井が現役にこだわる理由とは……。

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『八月からの手紙』堂場瞬一
八月からの手紙
「野球の国」の海も時も超える友情物語

1946年東京、戦後復興と娯楽への欲求──「野球(ベースボール)」に突き動かされた男たちを描く、デビュー10年、構想10年の傑作長編小説。

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単行本 既刊

最新刊
『ダブル・トライ』堂場瞬一
ダブル・トライ

2018年、陸上日本選手権。ある選手の活躍が、観客を魅了する。7人制ラグビーの日本代表・神崎が円盤投の決勝に出場、日本記録に迫る成績を残したのだ。もし円盤投で東京オリンピックへの出場を手にすれば、1964年の東京五輪以来の奇跡――。前代未聞の「二刀流」アスリートの登場に世間は熱狂、神崎は瞬く間にスターダムを駆け上がっていく。一方、新興スポーツ用品メーカー「ゴールドゾーン」の岩谷は神崎の才能に着目、彼のスポンサードに向けて動き出す。

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『沃野の刑事』堂場瞬一
沃野の刑事

1970年。大阪万博を控え、高度経済成長で沸き立つ日本。捜査一課と公安一課を対立させたある事件以降、袂を分かった刑事の高峰と公安の海老沢は、それぞれ理事官に出世し、国と市民を守ってきた。だが、かつてふたりの親友だった週刊誌編集長の息子の自殺をきっかけに、再び互いの線が交わっていく。単なる自殺と思われたが、独自に調べを進めるうち、日本全土を揺るがすスキャンダルの存在が、徐々に明るみに出る。尊重すべきは国家なのか、それとも名もなき個人なのか。「警察の正義」を巡り、苦悩してきた高峰と海老沢の答えは――。

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『動乱の刑事』堂場瞬一
動乱の刑事

1952年、サンフランシスコ講和条約発効直前。東京都内の駐在所が爆破される。死者は2名。ひとりは駐在巡査、もうひとりの身元は不明。刑事の高峰は、共産党過激派の関与を睨むが、秘密主義の公安から情報が流れず、捜査は難航。高峰は、親友で公安に所属する海老沢に協力を仰ぎ、共同戦線を張って真相に近づこうとする。だが、あくまで個人への犯罪として捜査する「捜査一課」に対し、事件を利用し過激派の瓦解を目論む「公安一課」という相反する立場が、ふたりの関係に影を落とす。

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『焦土の刑事』堂場瞬一
焦土の刑事

1945年。B29による空襲の翌朝、防空壕の中で女性の遺体が発見される。首には刃物による切り傷が。無数の遺体と目の前のたったひとつの遺体。これは戦争ではない。個人に対する犯罪だ――。 捜査を進める京橋署刑事の高峰は署長から思わぬ言葉を聞かされる。「あれは、空襲の被害者だ」。殺人事件のもみ消し――そしてまた殺人が起きる。
高峰は、中学からの同級生で特高に籍をを置く海老沢とともに、終戦をまたいで「戦時下の殺人」の犯人を追い詰めていく。

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