講談社文庫

□2015年1月号目次

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 いよいよ今月から本誌で、今野敏の「ST」シリーズ第四ステージの連載が始まった。前作が上梓されたのは二〇一一年七月だったので、ちょうど三年半ぶりに新作が登場したことになる。

 今野敏の作品は最近ドラマ化されることが続いているが、「ST」シリーズもその例に漏れず二〇一三年四月に「ST 警視庁科学特捜班」として単発のスペシャル版が放映された。そのドラマが好評だったためだろう、めでたくも連続ドラマ化が決定し、二〇一四年七月から「ST 赤と白の捜査ファイル」のタイトルで全十話が放映された。

 STのリーダーである赤城左門役が藤原竜也、百合根友久警部が岡田将生という配役だった。赤城が対人恐怖症の引きこもりであるという、原作をデフォルメした設定にしたり、青山翔を女性に変えるなど、テレビドラマ流の改変が目立ったが、作品の魅力を損なうことなく、原作とはまた別の魅力を生みだすことに成功した好ドラマだったと思う。

 このドラマのおかげで「ST」シリーズを知った方も多いと思うが、新作の連載開始というタイミングに合わせ、全十二作を数える「ST」シリーズのすべてを紹介し、振り返っていこう。

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