乃木坂46×講談社文庫46周年

創刊46周年を迎えた講談社文庫が、〝46〟という数字のご縁から「乃木坂46」とコラボレーションフェアを開催します。

メンバー1人1人を、
46作品のカバーにひとりずつ起用。

書店店頭でしか買えない、スペシャルカバーバージョンで登場!

書店店頭にてフェア開催中!

フェア対象タイトル

浜村渚の計算ノート青柳碧人

三姉妹探偵団赤川次郎

藪の中芥川龍之介

恋歌朝井まかて

スペードの3朝井リョウ

霞町物語浅田次郎

十角館の殺人〈新装改訂版〉綾辻行人

鉄の骨池井戸潤

チルドレン伊坂幸太郎

東京DOLL石田衣良

モッキンポット師の後始末井上ひさし

ぼくが探偵だった夏内田康夫

真昼なのに昏い部屋江國香織

新装版 わたしが・棄てた・女遠藤周作

聖の青春大崎善生

ブラフマンの埋葬小川洋子

家族写真荻原浩

ガール奥田英朗

麦の海に沈む果実恩田陸

純情ババァになりました。加賀まりこ

ひそやかな花園角田光代

ヘヴン川上未映子

七緒のために島本理生

デパートへ行こう!真保裕一

幸福な食卓瀬尾まいこ

生きることは愛すること瀬戸内寂聴

尼僧とキューピッドの弓多和田葉子

ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。辻村深月

埋れた牙堂場瞬一

舞台西加奈子

被害者は誰?貫井徳郎

「ワタクシハ」羽田圭介

新装版 星に願いを林真理子

風のマジム原田マハ

水鏡推理松岡圭祐

リバース湊かなえ

新装版 夜中の薔薇向田邦子

新装版 コインロッカー・ベイビーズ村上龍

マウス村田沙耶香

嵐のピクニック本谷有希子

喜嶋先生の静かな世界森博嗣

天使のナイフ薬丸岳

しずかな日々椰月美智子

再会横関大

波動 新東京水上警察吉川英梨

日曜日たち吉田修一

浜村渚の計算ノート

青柳碧人

「数学の地位向上のため国民全員を人質とする」。天才数学者・高木源一郎が始めたテロ活動。彼の作った有名教育ソフトで学んだ日本人は予備催眠を受けており、命令次第で殺人の加害者にも被害者にもなりうるのだ。テロに対抗し警視庁が探し出したのは一人の女子中学生だった! 新時代数学ミステリー!!

秋元真夏

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三姉妹探偵団

赤川次郎

タイプの違う美人三姉妹を突如襲った火事騒動。辛うじて逃げ出したものの自宅は丸焼け、しかも焼けあとから若い女の全裸死体が出てきて、姉妹は呆然となる。頼るべき父親は出張中なのだ。若い女はいつ屋内に入っていたのか?魅力的な三姉妹が各自の特徴を生かして活躍するユーモアミステリの決定版!

生田絵梨花

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藪の中

芥川龍之介

わたしが搦め取った男でございますか? これは確かに多襄丸(たじょうまる)と云う、名高い盗人でございます──。馬の通う路から隔たった藪の中、胸もとを刺された男の死骸が見つかった。殺したのは誰なのか。今も物語の真相が議論され続ける「藪の中」他、「羅生門」「地獄変」「蜘蛛の糸」など、芥川の名作、6編を収録。

生駒里奈

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恋歌

朝井まかて

樋口一葉の師・中島歌子は、知られざる過去を抱えていた。幕末の江戸で商家の娘として育った歌子は、一途な恋を成就させ水戸の藩士に嫁ぐ。しかし、夫は尊王攘夷の急先鋒・天狗党の志士。やがて内乱が勃発すると、歌子ら妻子も逆賊として投獄される。幕末から明治へと駆け抜けた歌人を描く直木賞受賞作。

伊藤かりん

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スペードの3

朝井リョウ

ミュージカル女優、つかさのファンクラブを束ねる美知代。小学校の同級生の出現によって美知代の立場は危うくなっていく。美知代を脅かす彼女には、ある目的があった。つかさにあこがれを抱く、地味で冴えないむつ美。かつて人気を誇っていたが、最近ではオファーが減る一方のつかさ。それぞれに不満を抱えた三人の人生が交差し、動き出す。私の人生は私だけのもの。直木賞作家朝井リョウが、初めて社会人を主人公に描く野心作!

伊藤純奈

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霞町物語

浅田次郎

青山と麻布と六本木の台地に挟まれた谷間には、夜が更けるほどにみずみずしい霧が湧く。そこが僕らの故郷、霞町だ。あのころ僕らは大学受験を控えた高校生で、それでも恋に遊びにと、この町で輝かしい人生を精一杯生きていた。浅田次郎が初めて書いた、著者自身の甘くせつなくほろ苦い生活。感動の連作短編集。

伊藤万理華

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十角館の殺人〈新装改訂版〉

綾辻行人

十角形の奇妙な館が建つ孤島・角島を大学ミステリ研の7人が訪れた。館を建てた建築家・中村青司は、半年前に炎上した青屋敷で焼死したという。やがて学生たちを襲う連続殺人。ミステリ史上最大級の、驚愕の結末が読者を待ち受ける! ’87年の刊行以来、多くの読者に衝撃を与え続けた名作が新装改訂版で登場。

伊藤理々杏

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鉄の骨

池井戸潤

中堅ゼネコン・一松組の若手、富島平太が異動した先は“談合課”と揶揄される、大口公共事業の受注部署だった。今度の地下鉄工事を取らないと、ウチが傾く──技術力を武器に真正面から入札に挑もうとする平太らの前に、「談合」の壁が。組織に殉じるか、正義を信じるか。吉川英治文学新人賞に輝いた白熱の人間ドラマ!

井上小百合

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チルドレン

伊坂幸太郎

「俺たちは奇跡を起こすんだ」独自の正義感を持ち、いつも周囲を自分のペースに引き込むが、なぜか憎めない男、陣内。彼を中心にして起こる不思議な事件の数々──。何気ない日常に起こった5つの物語が、1つになったとき、予想もしない奇跡が降り注ぐ。ちょっとファニーで、心温まる連作短編の傑作。

岩本蓮加

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東京DOLL

石田衣良

マスター・オブ・ゲーム=MGと呼ばれる天才ゲームソフト制作者・相良は、新作のモデルに翼のタトゥを背負った少女・ヨリを選ぶ。映像モデルとして完璧な「人形」ぶりを発揮するヨリに、MGの孤独は癒されていく。だが、彼女には愛する男の不幸が見えるという異能があった。東京の今を描いた長編恋愛小説。

梅澤美波

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モッキンポット師の後始末

井上ひさし

食うために突飛なアイディアをひねり出しては珍バイトを始めるが、必ず一騒動起すカトリック学生寮の“不良”学生3人組。いつもその尻ぬぐいをさせられ、苦りきる指導神父モッキンポット師──ドジで間抜けな人間に愛着する著者が、お人好し神父と悪ヂエ学生の行状を軽快に描く笑いとユーモア溢れる快作。

衛藤美彩

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ぼくが探偵だった夏

内田康夫

浅見光彦がまだ小学生だった頃、浅見家では、夏は軽井沢の別荘で過ごすのが恒例だった。夏の友達の峰男に紹介された喫茶店の少女は、なんと夏休み前に光彦の席の隣に座った転校生の衣理だった。気まずく口も利かなかった2人だが、最近、妖精の道で行方不明になった女の人がいるという噂で盛り上がり、確かめに行くことに。怪しげな「緑の館」では男が庭に大きな穴を掘っていた。ホタルを口実に夜、ふたたび訪れた光彦たちは、何かを埋めている男女を目撃する。それは消えた女の人なのか? 若い竹村刑事に事情を話した3人は、恐ろしさを振り払い、謎を追うのだった。その夏、浅見光彦は名探偵の第一歩を記すことになる。

大園桃子

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真昼なのに昏い部屋

江國香織

軍艦のような広い家に夫と暮らす美弥子さんは、「きちんとしていると思えることが好き」な主婦。しかしいつしか彼女に惹かれているアメリカ人のジョーンズさんのことばかり考えていた──。中央公論文芸賞受賞作。

川後陽菜

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新装版
わたしが・棄てた・女

遠藤周作

大学生の吉岡が二度目のデイトで躯(からだ)を奪ってゴミのように棄てたミツは、無垢な田舎娘だった。その後、吉岡は社長の姪との結婚を決め、孤独で貧乏な生活に耐えながら彼からの連絡を待ち続けるミツは冷酷な運命に弄ばれていく。たった一人の女の生き方が読む人すべてに本物の愛を問いかける遠藤文学の傑作。

川村真洋

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聖の青春

大崎善生

重い腎臓病を抱え、命懸けで将棋を指す弟子のために、師匠は彼のパンツをも洗った。弟子の名前は村山聖(さとし)。享年29。将棋界の最高峰A級に在籍したままの逝去だった。名人への夢半ばで倒れた“怪童”の一生を、師弟愛、家族愛、ライバルたちとの友情を通して描く感動ノンフィクション。第13回新潮学芸賞受賞作(講談社文庫)

北野日奈子

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ブラフマンの埋葬

小川洋子

ある出版社の社長の遺言によって、あらゆる種類の創作活動に励む芸術家に仕事場を提供している〈創作者の家〉。その家の世話をする僕の元にブラフマンはやってきた──。サンスクリット語で「謎」を意味する名前を与えられた、愛すべき生き物と触れ合い、見守りつづけたひと夏の物語。

久保史緖里

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家族写真

荻原浩

ちっちゃい赤ん坊だった準子が嫁に行くんだぞ──男手一つで育てた娘を嫁がせる「結婚しようよ」。あの主人公が同年代の54歳と知って愕然とする「磯野波平を探して」。もはや見ないふりできない肥満解消のため家族でダイエットに励む「肉村さん一家176kg」他。短編の名手による、笑って泣ける7つの家族の物語。

齋藤飛鳥

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ガール

奥田英朗

わたし、まだオッケーかな。ガールでいることを、そろそろやめたほうがいいのかな。滝川由紀子、32歳。仕事も順調、おしゃれも楽しい。でも、ふとした時に、ブルーになっちゃう(表題作)。ほか、働く女子の気持ちをありえないほど描き込み、話題騒然となった短編集。あなたと彼女のことが、よくわかります。

斎藤ちはる

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麦の海に沈む果実

恩田陸

3月以外の転入生は破滅をもたらすといわれる全寮制の学園。2月最後の日に来た理瀬の心は揺らめく。閉ざされたコンサート会場や湿原から失踪した生徒たち。生徒を集め交霊会を開く校長。図書館から消えたいわくつきの本。理瀬が迷いこんだ「三月の国」の秘密とは? この世の「不思議」でいっぱいの物語。

斉藤優里

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純情ババァになりました。

加賀まりこ

傷つくことを怖がって、待っているだけの人生なんてツマラナイ。好奇心のおもむくままに、自分の感性に正直に。かつての早熟少女時代から、自称・純情ババァとなった現在に至るまで──媚びない女優・加賀まりこが、自分の目で見て、考え、感じてきたことすべてを綴るエッセイ集。〈単行本『とんがって本気』改題〉

阪口珠美

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ひそやかな花園

角田光代

私たちがいま、ここに生きているということ。生まれてきたということ。
『空中庭園』『八日目の蝉』『ロック母』『対岸の彼女』──家族、父、母、子、友を書き続けてきた著者だからこそ描けた、角田光代の渾身作。
生まれてくる命のすべてに祝福を贈る、大切な物語。

相楽伊織

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ヘヴン

川上未映子

<わたしたちは仲間です>──14歳のある日、同級生からの苛めに耐える<僕>は、差出人不明の手紙を受け取る。苛められる者同士が育んだ密やかで無垢な関係はしかし、奇妙に変容していく。葛藤の末に選んだ世界で、僕が見たものとは。善悪や強弱といった価値観の根源を問い、圧倒的な反響を得た著者の新境地。

桜井玲香

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七緒のために

島本理生

転校した中学で、クラスメイトとは距離をおく多感な少女・七緒と出会った雪子。両親の離婚危機に不安を抱える雪子は、奔放な七緒の言動に振りまわされつつ、そこに居場所を見つけていた。恋よりも特別で濃密な友情が、人生のすべてを染めていた「あの頃」を描く、清冽な救いの物語。他「水の花火」収録。

佐々木琴子

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デパートへ行こう!

真保裕一

明かりの消えた真夜中のデパートにうごめく人影。その日に限って、なぜか居場所をなくした人々が集まってくる。よからぬ企みを抱く女性店員。生きる希望をなくした中年男。訳あり家出の高校生カップル。道を踏み外した元刑事……。悩める人々がつどう時、奇跡の一夜が訪れる。感涙必至の傑作、ここに登場!

佐藤楓

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幸福な食卓

瀬尾まいこ

佐和子の家族はちょっとヘン。父を辞めると宣言した父、家出中なのに料理を届けに来る母、元天才児の兄。そして佐和子には、心の中で次第にその存在が大きくなるボーイフレンド大浦君がいて……。それぞれ切なさを抱えながら、つながり合い再生していく家族の姿を温かく描く。

吉川英治文学新人賞受賞作。

白石麻衣

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生きることは愛すること

瀬戸内寂聴

「偽りの愛と、真実の愛の違いは?」「運を引き寄せるためには、どうしたらいいですか」「人は死んだらどこに行くのですか」故郷・徳島で若者たちの悩みや素朴な疑問に耳を傾け、未来への不安も語りあった。真摯で率直で愉快な質疑応答集に、母校の高校で行われた講演もあわせて収録。瀬戸内寂聴が贈る勇気と希望の言葉。

新内眞衣

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尼僧とキューピッドの弓

多和田葉子

ドイツの田舎町に千年以上も前からある尼僧修道院を訪れた「わたし」は、家庭を離れて第二の人生を送る女性たちの、あまり禁欲的ではないらしい共同生活に興味が尽きない。そんな尼僧たちが噂するのは、わたしが滞在するのを許可してくれた尼僧院長の“駆け落ち”という事件だった──。紫式部文学賞受賞作。

鈴木絢音

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ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。

辻村深月

地元を飛び出した娘と、残った娘。幼馴染みの2人の人生はもう交わることなどないと思っていた。あの事件が起こるまでは。チエミが母親を殺し、失踪してから半年。みずほの脳裏に浮かんだのはチエミと交わした幼い約束。彼女が逃げ続ける理由が明らかになるとき、全ての娘は救われる。著者の新たな代表作。

高山一実

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埋れた牙

堂場瞬一

捜査一課から地元の武蔵野中央署へと転出した刑事・瀧靖春は、旧友の長崎から姪の恵が行方不明になっていると相談を受ける。市議会議員の選挙運動を手伝っていたという恵の足取りを追う中、瀧は過去に起きていた類似の事件に気づく。この街に巣くう闇とは!?

寺田蘭世

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舞台

西加奈子

太宰治『人間失格』を愛する29歳の葉太。初めての海外、ガイドブックを丸暗記してニューヨーク旅行に臨むが、初日の盗難で無一文になる。間抜けと哀れまれることに耐えられずあくまでも平然と振る舞おうとしたことで、旅は一日4ドルの極限生活に──。命がけで「自分」を獲得してゆく青年の格闘が胸を打つ傑作長編!

中田花奈

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被害者は誰?

貫井徳郎

豪邸の庭に埋められていた白骨死体は誰なのか? 犯人が黙秘を貫く中、警察は押収した手記をもとに、被害者の特定を試みるが……。警視庁の桂島刑事から相談される、迷宮入り寸前の難事件の数々。それを解き明かすのは、頭脳も美貌も態度も規格外のミステリー作家・吉祥院慶彦(きっしょういんよしひこ)。痛快無比! 本格推理の傑作。

中村麗乃

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「ワタクシハ」

羽田圭介

高校生でメジャーデビューを果たしたものの、バンド解散後は売れないギタリストとして燻っていた太郎。大学3年の秋、慌しく動き出す周囲の言動に違和感を覚えながらとりあえず始めたシューカツだったが……。「元有名人」枠などどこにもないというキビシイ現実の中、太郎は内定獲得に向けて走り出していく。

中元日芽香

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新装版
星に願いを

林真理子

地方出身のさえない女子学生キリコは就職試験にことごとく失敗し、不採用通知がたまるばかり。しかたなくアルバイト生活に明け暮れながら、コピーライターなるものをめざす。そんなある日、幸運の女神がキリコのもとにやってくる。あれよあれよという間に、キリコは一躍「シンデレラ」に。著者の自伝的小説。

西野七瀬

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風のマジム

原田マハ

郷里・沖縄で漠然と日々を送る平凡な派遣社員のまじむ。社内ベンチャー募集の告知が彼女の運命を突然変えた。まじむは沖縄のさとうきびでラム酒を造るという事業を提案する。彼女の夢は果たして実現するか?

能條愛未

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水鏡推理

松岡圭祐

正義感を発揮するあまり組織の枠を越えてしまう文科省の水鏡瑞希。役所は彼女を持て余し研究費の不正を調査するタスクフォースに配属する。美貌ヒラ公務員が官僚のデタラメを暴く、下剋上エンタテインメント!

樋口日奈

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リバース

湊かなえ

平凡な生活を送っていた深瀬和久。美穂子という彼女もでき、自分の人生に彩りが添えられると思った矢先、一通の告発文が。そこには『深瀬和久は人殺しだ』の一行。ついに“あのこと”を話す時がきたのか──。連続テレビドラマにもなった衝撃の結末!

星野みなみ

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新装版
夜中の薔薇

向田邦子

気にいった手袋が見つからなくて、風邪をひくまでやせ我慢を通した22の冬以来、“いまだに何かを探している”……(「手袋をさがす」)。爽やかな自己主張を貫いた半生を率直に語り、平凡な人々の人生を優しい眼差しで掬いあげる名エッセイの数々。

堀未央奈

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新装版
コインロッカー・ベイビーズ

村上龍

1972年夏、キクとハシはコインロッカーで生まれた。母親を探して九州の孤島から消えたハシを追い、東京へとやって来たキクは、鰐のガリバーと暮らすアネモネに出会う。キクは小笠原の深海に眠るダチュラの力で街を破壊し、絶対の解放を希求する。毒薬のようで清々しい衝撃の現代文学の傑作が新装版に!

松村沙友理

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マウス

村田沙耶香

私は内気な女子です──無言でそう訴えながら新しい教室へ入っていく。早く同じような風貌の「大人しい」友だちを見つけなくては。小学五年の律(りつ)は目立たないことで居場所を守ってきた。しかしクラス替えで一緒になったのは友人もいず協調性もない「浮いた」存在の塚本瀬里奈。彼女が臆病な律を変えていく。

向井葉月

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嵐のピクニック

本谷有希子

弾いている私の手首の下に尖った鉛筆が近づく──。優しいピアノ教師が見せた一瞬の狂気「アウトサイド」、カーテンの膨らみで広がる妄想「私は名前で呼んでる」、ボディビルにのめりこむ主婦の隠された想い「哀しみのウェイトトレーニー」他13編。キュートでブラック、しかもユーモラス。異才を放つ著者初の短編集にして、大江健三郎賞受賞作。

山崎怜奈

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喜嶋先生の静かな世界

森博嗣

文字を読むことが不得意で、勉強が大嫌いだった僕。大学4年のとき卒論のために配属された喜嶋研究室での出会いが、僕のその後の人生を大きく変えていく。寝食を忘れるほど没頭した研究、初めての恋、珠玉の喜嶋語録の数々。学問の深遠さと研究の純粋さを描いて、読む者に深く静かな感動を呼ぶ自伝的小説。

山下美月

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天使のナイフ

薬丸岳

生後5ヵ月の娘の目の前で妻は殺された。だが、犯行に及んだ3人は、13歳の少年だったため、罪に問われることはなかった。4年後、犯人の1人が殺され、桧山貴志は疑惑の人となる。「殺してやりたかった。でも俺は殺していない」。裁かれなかった真実と必死に向き合う男を描いた、第51回江戸川乱歩賞受賞作。

吉田綾乃クリスティー

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しずかな日々

椰月美智子

ぼくはいつだって戻ることができる。おじいさんの家で過ごした、あのはじまりの夏に──。おとなになってゆく少年の姿をやさしくすこやかに描きあげ、野間児童文芸賞、坪田譲治文学賞をダブル受賞した感動作。

与田祐希

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再会

横関大

小学校卒業の直前、悲しい記憶とともに拳銃をタイムカプセルに封じ込めた幼なじみ4人組。23年後、各々の道を歩んでいた彼らはある殺人事件をきっかけに再会する。わかっていることは一つだけ。4人の中に、拳銃を掘り出した人間がいる。繋がった過去と現在の事件の真相とは。<第56回江戸川乱歩賞受賞作>

若月佑美

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波動
新東京水上警察

吉川英梨

東京オリンピックを控え東京湾警備拡充のため水上警察署が新設された。現場一筋の熱血刑事・碇拓真は暗躍する半グレ集団の尻尾を摑む。都知事臨席の水上観閲式での警備艇追跡劇。迫真度満点の新警察小説開幕!

渡辺みり愛

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日曜日たち

吉田修一

ありふれた「日曜日」。だが、5人の若者にとっては、特別な日曜日だった。都会の喧騒と鬱屈した毎日のなかで、疲れながら、もがきながらも生きていく男女の姿を描いた5つのストーリー。そしてそれぞれの過去をつなぐ不思議な小学生の兄弟。ふたりに秘められた真実とは。絡みあい交錯しあう、連作短編集の傑作。

和田まあや

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カバーサンプル