「図書館の魔女」高田大介

原稿用紙3000枚の超弩級ファンタジー、全四巻で待望の文庫化 第45回メフィスト賞受賞作

異常な傑作! 本読みの間で大評判となった、恐るべきデビュー作

  • 権謀術数が渦を巻く、超スリリングな外交エンターテインメント。正真正銘、世界レベルの大傑作!──大森望(書評家・翻訳家)
  • なんなんだこれは。読みながらこれほど楽しい小説は久々だった。──北上次郎(文芸評論家)
  • こんな壮大な世界、素晴らしい物語を短い「言葉」(このスペース)で表現することは僕にはできない。──勝間準(MARUZEN&ジュンク堂書店 渋谷店)
  • 裏表紙を閉じたあと、私と同じようにつぶやくはずである。「すごい」と。──東えりか(書評家)
>第45回メフィスト賞受賞作 原稿用紙3000枚の超弩級ファンタジー、全四巻で待望の文庫化「図書館の魔女」高田大介

 これはツンデレ小説である。そう言っても、あながち間違ってはいないだろう。
まず、このボリュームだ。文庫版では全四巻、総ページ数は1800ページを優に超える。
そして、この面構え。キャラクターのイラストがカバーに踊り、読者においでおいでしているラノベ全盛期にあって、ファンタジー小説でありながら、なぜに、こんなクラシックな装いなのか。
担当者のセンスに問題がある、それは確かなのだが、ただ、それ以上に、この作品に込められた過剰なまでのエネルギーが、なまじのイラストでは受け付けないのだ。パワーが違いすぎて、作品と釣り合わなくなってしまう。
さらに、これらの関門をクリアして読み始めても、物語は優しい顔を見せてはくれない。魅力的な登場人物と世界観が提示されはするが、いきなり派手な事件が起こったりはしない。とりあえず、死人が出るところから話を立ち上げる類の小説とは、趣を異にする、というか品が違う。格がまったく違うのだ。
序盤は、これまで見たこともないような日常が、しかし極めて静謐なタッチで描かれていく。

さぁ、これだけ冷ややかにされれば、エンターテインメント作品を求める人のうち、大部分は立ち去っていくだろう。
しかし、それでもなお読み続ける諦めの悪い者たちに、突如、祝福は訪れる。
いつの間にか転がり始めた物語は、加速度を増していき、エンタメのすべての要素を含んだ大スペクタクル小説へと変貌するのだ。まさに「なんなんだこれは」である。
その頃には、淡々とした序盤の記述が、すべて伏線であり、繋がりあうことに気づく。もう逃れられない。あとは、歓喜に身を任せればいい。

完読した人から、これほど熱いメッセージが寄せられた本はない。
書評家の東えりかさんは、新聞で本書をこう評してくれた。

裏表紙を閉じたあと、
私と同じようにつぶやくはずである。
「すごい」と。

祝福は、本書にも降り注いでいる。

図書館
マツリカ••••••
図書館の魔女
キリヒト••••••
手話通訳
ハルカゼ••••••
司書
キリン••••••
司書
タイキ••••••
先代、図書館の魔法使い
離れ
カシム••••••
門衛
イラム••••••
離れの家刀自
王宮
王陛下••••••
一ノ谷王
カリーム••••••
西方の守護者
ロワン••••••
図書館付きの役人
元老院
ヒヨコ••••••
文人政治家、後に執政官格総督
コリブリ••••••
引退した議員
コクシネル••••••
元老院議員の一
ニザマ
ニザマ帝••••••
天帝
カダ師••••••
帝室典医長
ミツクビ••••••
宦官宰相・中書令
メテ••••••
尚書省次官
双子座(ミトゥナ)••••••
刺客
アルデシュ
コダーイ・ヤーノシュ••••••
アルデシュ軍大佐・東部監軍部長
コシュート・ゾルターン••••••
アルデシュ軍中佐・山麓鎮台司令
ウルバン••••••
アルデシュの水利工学技官
エトヴェシュ••••••
廃都、古アルデシュに潜伏する間謀
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