Q. うちの母は、昔からちょっと困ったことがあったり、何か怒りをもって話す時に、眉間にしわを寄せるのが癖でした。なので、私が高校生くらいの時から、「そうやって話すとしわが消えなくなるよ」と注意してあげてたのに、全然それが直りません。だから、60代になって、もはや整形でもしないと消せないくらいのしわになっています。でも、ふだんしゃべっている自分の顔は自分で見えないので、もしかして私にもその癖は遺伝してるのではと心配です。どうにかそれを確かめる術はないでしょうか。
(30代 女性 ココリン)

A. ココリンさん、眉間のしわは、表情を険しくさせてしまいますから、しばしば顔を合わせるお母さまの眉間は、つい気になりますよね。しかし、私はこう思うのです。眉間のしわも、お母さまがご自身の人生の月日を積み重ねてきた証だと。あたたかい気持ちで見守ってあげましょう。
 自分にもその癖が遺伝しているのではないか、と心配しておられるようですが、無駄にものごとを心配すると、それこそ知らず知らずのうちに眉間にしわを寄せてしまいます。なにごとも「とんちんかんちん、きにしない、きにしない」という一昔前にアニメーションとなった一休さんが説いていた教えを敢行しましょう。顔にしわが寄ること、つまり年を取ることを恐れて怯えて暮らすようでは、限りある人生を無駄に過ごしてしまうことと同じではないでしょうか。気にしても、気にしなくても、人生の時間は誰にも平等に過ぎていきます。ならば余計なことは気にしないでおおらかに生きていく方がいいですよね。なにしろ、そんなふうに過ごしている人は、自然に眉間にしわが寄らないようです。

シスリー
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